ひつじs recensionslista

やっぱり安心のエムサイズさん。
今回は現実では怖すぎてできない『貢ぎ』というシチュも入って、更にゾクゾクしました。憧れの女に何もかも貢いで丸裸にされる。その躊躇いや恐怖が本当に良かったです。ヒロインが肉体的なスキルが高いのも素晴らしかったです。

墨染ちゃんと男性のプラトニックのお話です。
護られ、優しくされる側としての気持ちは、以前少女に対して抱いたのとはちょっと違うよう思えます。
いままでとはちょっと違う気持ちの入った行為に陶酔する墨染ちゃんが見れてお勧めです。

海明寺先生の独特の世界を堪能できます。
人と同じ姿をして人と同じ言葉を話す彼女たちと普通の人間との違いはなんなのか、毎回少しずつ答えが明かされていくようです。続けて読むと脳が酔うような、不思議なパラレルワールドです。

華奢な体に鋭い目つき、性格のきつい「ウツギ」くんが、薬物を伴う快楽調教をされるお話です。媚薬ネタなのであっさり落ちるかと思えば、ウツギくんはかなり粘りました。少年服→全裸→レースハーネス(女性下着?)→ハーネス、革手袋、ロングブーツ。説明にあるとおり、後半のレースハーネス以降は服装差分がありました。

媚薬、ボンデージとヤドクガエルさんにしてはハードめで、やや殺伐とした印象を受けました。売春少年のお話の最新刊も輪姦だったのですが、あちらは意外と少年の心情への理解が攻め手にありましたから。

体つきは細く無駄な肉はなく、言葉遣い、表情はかなり男子度高いです。トロ顔、アヘ顔にいたっても、男の子っぽさは残っていて、やはりこちらの作品は、男の娘・ショタものとして群を抜いている印象です。乳首責めの割合が高いのは、ヤドクガエルさんならではかも。

また、前作のヒロイン(?)ソヨゴくんがエロシーンと狂言回しで登場。可愛らしいビッチっぷりをお披露目してくれます。

ミラー越しにはるちゃんに顔射する場面がとてもえっちでした。鳥○ではD○がAVに出るのは極普通で合法なので、背徳感は特にありません。陰毛描写があります。巻末イラスト2枚、無地やトークページが4枚入っています。

いつもの安定して楽しめるぐりえるもさんです。
いつもの衆人環視公開処刑的なお話ですが、観客が女性だけというのは初めてかもしれません。更に今回は(なぜか)ペニバンが登場、女の子から直接(?)犯されるのも初めて?　玩具を隠し持っていたり、パンチラを見せてくれたり、明るくエッチな女の子も魅力的ですね。

絵がだんだんお上手になられると同時に今風に、萌え的になっていって、初期のこもるようなエロスが薄れたような気もしたのですが、気のせいだったかもしれません(笑)　嫌がり、恥ずかしがる表情のバリエーションは本当に素晴らしいです。

今回はヌードモデルで、いつもの執拗な脱ぎかけの靴下病sがなく、そこが少々拍子抜けでした。イラストで靴下履いているものが3ページあるのですが、どれもきちんと履いているんですよね……　靴下、卒業したのでしょうか……

こなれた態度で生意気でえらそうで……といういつものパターンの売春少年です。強気>攻められ>おねだり>責められ>軽く逆襲>攻められという感じです。今回は攻め役の成人男性も可愛い顔と性格なので、最後に女装させられるのかと思いましたが、特にそんなことはありませんでした。売りをしている子なので軽く寝取られっぽい雰囲気もなくはないのですが、エロと雰囲気に良いながらさらっと読めます。周囲着衣なのもポイントです。

要シリーズでは始めての輪姦もの。
いままでのシリーズ、エロの下で揺らいでいたどことないあやうさ、かげりが全開になります。
3対1というのはヤドクガエルさんの本では最もハードな人数比です。また、いままでは合意の上だった行為が、今回は脅迫されての強姦となっています。前回の通学定期をなくす話から続く、いままでになく暗くハードな陵辱話です。(ただ、破滅させたり暴力を振るったりというほどの残酷性はありません)人数が増えたせいか、ページ数もぐんと増えています。

Hの印象は、ボンデージや電マはアクセントで、トコロテン、連続絶頂がメインでしょうか?
アヘらず、どんどん蕩けて虚ろになっていく表情がとても色っぽいです。

話としては要くんの背景・性格にかなり踏み込まれていました。要くんがなぜ女装をして行為に及ぶのか。
夏のたけなわでトランスジェンダー(のような、なりかけな)の少年の揺らぎを見事に描いた作者ですが、今回は(たぶん)ゲイであることを認めきれない(もしかしたら)ゲイの少年のお話なのか……。墨染くんらと違い、かれの性行動は誰に強制されたわけでもなく、ミズキくんのように恋愛の果ての性行動でもなく、逃げ場も救いもありません。不特定多数の『同性』とのセックスを自らの意志で選んでしまった要くんが、自分の欲望とどう折り合うのか、その欲望は要くんをどこに連れて行くのか。エロがなければ描けないお話というのはこういうお話のことを言うのでしょうね。名作です。

多少昔の作品ですが作者の個性が強く出ていて面白かったです。ひねもすのたり先生の描くしなやかそうな体や気持ちよさそうな表情はやっぱり最高です。
ただの陵辱とは少し違う、登場人物たちのゆがんだ精神のありかたも興味深いです。

一見ビッチっぽい受け子が元恋人の前で輪姦されます。寝取られというか寝取らせっぽい話で、自分にさえしてくれなかったことのないフェラチオを強制される場面を見て興奮する主人公の異常性にもドキドキしました。受け子は表紙の綺麗な子と、もう少し犬っぽく、ノンケ風のリーマンです。殴られた痣や目元の腫れまでしっかり書かれているので、リョナっぽいのを期待して買った方にはとても良いと思いますが、苦手な方はご注意ください。
意外とお話の部分が長くてHシーンは少ないですが、ホラー風なお話として楽しめました。お話のしかけの部分も面白く、陵辱される表情もいいので、またこの作者さんのお話があれば見てみたいです。