筆さんのレビュー一覧
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2020年10月23日
この手のキャラクリできる3Dゲームは多々あるが、本作は同人ゲーとしてはかなり多様なキャラクリが可能。特に目と髪はかなり細かくパラメータが設定可能で、この手のゲームにありがちな「プリセット数種類と色やテクスチャの変更」程度ではなく、髪の長さや目の角度、まぶたの位置や瞳の大きさ、髪束ごとに物理演算で動く髪の柔らかさまで調整できる。
また外部のテクスチャを読み込むことが可能であり、仕組みを理解していれば衣装を追加したり肌に模様を入れてみたりと拡張性も非常に高い。
惜しむらくはフォーラムやワークショップのようなMODを投稿・ダウンロードできる場所が公式にもDLサイト側にも整備されていないため、現状は自分で作って自分とせいぜい身内で楽しむぐらいしかできないことか。拡張性の高い機能だけにもったいない。
エロシーンはシチュエーション5種x1シチュエーションごとに3種類のモーションパターンで15種類。ボリュームとしては少なめだがキャラモデルとカメラ操作の出来がいいので実用性は抜群。
格ゲー部分は完全におまけと考えてよい。あえて言うならバー〇ャファイターから投げとダウン攻撃とバックステップとしゃがみとリングアウトを削ったような内容。
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内容は本当に紹介にある通り、3種類のアニメーションのみ。アングルも同一、フィニッシュ後はリセットがかかるため、マジで3種類しかない。
が、その3種類のクオリティは非常に高い。癖が強い絵柄でもなく、アニメーションの違和感も殆ど感じない。
非常に小粒だが、いわゆる「使える」タイプの作品。
今後のアップデートや続編に期待したいところ。
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2017年12月10日
同人SLGとしてはわりかしシビアなハードモードを基準に難易度調整もあり中々の良策、エロゲーとして見るとCGのクオリティは良好だが単純なシーン数で見ると物足りない人もいるかもしれない。しかし本作最大の見所はそこではない。
このゲーム最大のポイントは間違いなくやたらとよく取材された四国観光案内だ!
全ての制圧可能エリアに実写解説付き観光案内が用意されたSLGは他にないし、誰も作ろうとは思わないだろう。
特に各地で作者が取材時に食べた食べ物の写真は販促である。いや反則である。プレイ中お腹が空いて仕方がなかった!
それはそれとして本編は極度に資源の配置バランスの悪い四国を武力でもって香川県が統一するお話である。私はハードモードで全編プレイしたが、この手のゲームだとやはり序盤~中盤が一番キツい!
電力と人口と工業力と食料生産の配分がかなりシビアで、序盤の勢いで制圧する場所を間違えるとあっというまに資金か食料が尽きて詰む。また一応ヒントはあるが、ある場所を制圧すると大変なことに…
とはいえ、極端故にプレイ中に詰んだ場合は「何が原因で詰んだのか」が分かり易くもあるので、数度リトライすれば不慣れな人でもクリアできる。このサークルは戦術・戦略ゲームを長いことリリースしており、相変わらずゲームデザインのレベルは安定している。
SLG好きのゲーマーと四国に旅行に行く人、それと方言っ娘好きには条件抜きでオススメです。
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難易度タクティクでプレイしてのレビューです。
この手のターン制SLGとしては、驚異的なまでに戦闘のバランスが良好です。
まず、非常に手の込んだ、それでいて理解しやすい索敵システム。
陸戦に特化することでユニット性能の違和感を無くしつつ、戦略性を高めたデザイン。
そして、ゲームのリアリティに対してお前ら本当にそれでいいのかと言いたくなるキャラの濃さ。
残念ながらルート分岐などはありませんが、基本的にSLGとしての完成度が高いので縛りプレイや難易度変更などで二週目も十分に耐えられます。
おまけ戦闘や追加兵器といった要素の導入が地味に面倒なのがやや難ですが、昨今の同人界隈を鑑みればこの程度はまぁ許容範囲です。
また、わかりやすい史実解説もついています。こっちは本当におまけですが、某ウェブ百科事典よりは理解しやすく噛み砕いて説明してくれますし、キャラの掛け合いが面白いので是非一度ご照覧あれ。
肝心のエロシーンの量・質もマイサン大満足な感じでこう、アレですので多い日も安心です。
あえて難点を挙げるならば、(史実に基づいてるので仕方ないとはいえ)シナリオやステージ構成にあまり意外性が無いこと。とはいえ、バリエーションや難易度調整は見事の一言に尽きますので、シナリオをものすごく重視せざるをえない場合を除き問題ありません。
ものすごく個人的な難点をあげるなら、もっとケルットゥリさんのエロシーンください。