Fタカマサさんのレビュー一覧
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前作に続き、けそ様がイラストを担当、ただし原画。そしてきづきあきづき様がグラフィックを担当。しかし前作もプレイしたが全く違和感がない。むしろ進化といえる。
使用されている音楽は、前回使われていたもの+αなので世界観は全く壊れない。むしろ、前回の落ち着いた冬の表現から、時間軸が3月になり、始まりの春の表現が感じ取れる。
前作では登場人物が少なくメインである両者のキャラの表現が明らかに動ではなく静であり、閉鎖的な良さを出していた。しかし今回は、新たに芽衣の友人に少年少女が加わり、もとい少女が元気っ娘で、動きが表現されている。また桂一郎の同僚も、グラフィックは出ていないものの、重要人物、上司、動ポジションである。そのため物語に前作にはない活力がある。
もちろん前作をプレイしてない人にもオススメだ。一応、前作の物語の簡易的な回想を、選択肢で見るか見ないかを選ぶことができるからだ。
シーク○ットゲームシリーズや、うみ○このなく頃にシリーズ、次の犠○者をオシラセシマス、極限○出シリーズ、デ○ノート、ダンガ○ロンパシリーズ等に近いものがあります。これらをプレイした事があり、面白いと感じた人には特にお勧めです。
もともとこの作品にたどり着いたのも、こういう『誰が』『何のために』『いつ』『どこで』『何のために』『どのようにして』『殺害したのか』そういう類のある種の極限推理系ゲームを話し合う掲示板で、オススメされて購入しました。
ただし、推理ゲーは求める5W1H(推理ゲーは多方殺人なので4W1H)の回答数が多くなれば難しく、ややこしくなります。
しかしこのゲームでは犯人の動機は公式ホームページに書かれているとおり、盗賊という能力者が能力を得るためです。これで求める回答は3W1Hになります。つまり求められる回答はとてもシンプルです。
しかし、ここに能力というものが加わり、ある種のクローズドサークルと、盗賊というプレイヤー側から真反対の存在が面白みを引き出しています。
ある種のクローズドサークルというのは、察知という能力が半径±25kmに存在する能力を、24時間ごとに知ることができるからです。もちろん24時間以内に出入りすれば察知されない、またいつでも遠くに行ける環境であるため、拘束感のない擬似的なものです。
また、盗賊という能力は、能力のない人間を殺すと死んでしまうデメリットもあるので、慎重に能力のある人間を探し出します。これによる駆け引きが、今までにない極限推理ものという面白さをさらに引き出しています。
これらの能力は公式ホームページで閲覧することも可能で、ゲーム上でもいつでも確認することができます。さらに、同じく書かれているルールどおり、これらを含む12種類の能力以外は出ません。そして犯人は一人です。
スライムによって責められてしまう表現が素晴らしい。そして触手系ならではの全身責めがあるのがグッド。指で感じてしまう。そういうのも、全身を舐ることのできるスライムならではの責めであり、一般的な触手と違うところである。