Lista de avaliações de Tikuwabu
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本作は、地霊殿のアレンジを中心にしたミニアルバムです。
型番ではHACW-TA1036、36枚目のアルバムになるようですが、全八曲、33分ほどの収録内容を元曲も付記して書き出してみますとこんな感じになっています。
1. 地霊殿音楽堂へようこそ/ハルトマンの妖怪少女
2. 天空の花の都 トランペット協奏曲/天空の花の都
3. 千年幻想郷/千年幻想郷 ~ History of the Moon -
4. 廃獄の幻想四獣奏/廃獄ララバイ
5. 地獄は燃えているか/ハートフェルトファンシー
6. 臨海ピアノ/霊知の太陽信仰 ~ Nuclear Fusion -
7. 姉妹のための弦葬曲/少女さとり ~ 3rd eye -
8. 幻想への扉/神々が恋した幻想郷
帯には「Strings Arrange」とありまして、特に弦楽の美しさにこだわってアレンジされたのだそうですが、全体の編成はおおむねオケのそれです。
純粋な弦楽アレンジは「廃獄の幻想四獣奏」と「姉妹のための弦葬曲」の二曲のみであり、まず始まりの「地霊殿音楽堂へようこそ」からしてクロノトリガーのOPを彷彿とさせるような柱時計の音と、バロック調のハープシコードが音楽を開幕させています。
トランペットのメロディが哀調を施す「天空の花の都 トランペット協奏曲」や、堂々たるオケアレンジの「千年幻想郷」などの合間に挟まって、絡みつくようなメロディの曲線を描くノンストップのピアノが耳を惹く「臨海ピアノ」が良いアクセントになっていますね。
どこか和の色調を感じる「地獄は燃えているか」や、ボーナストラック的な要素の強い「幻想への扉」も含めて、それぞれの曲のカラーが明瞭な、バラエティに富んだ一枚になっています。
基調はクラシカルな美しさに置きながらも、耳に楽しい一枚でした。お勧めしておきます。
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本作は、レミリアのメインテーマである「亡き王女の為のセプテット」を交響曲としてアレンジした大作です。
アルバムとしては20分のミニアルバムですが、この時間分の交響曲アレンジというのは実に力作。
このアルバムの編曲でレミリアの曲のアレンジも16回目だそうですが、この新シリーズである幻想交響曲シリーズでの編曲が決定打と言えるアレンジとなるのでしょう。
ジャケットでのコメントに「傑作」を明記してあるのが印象的です。
コーラスをメインに据えた序曲はチューブラベルの音も高らかに、荘厳な始まりを見せます。
彼女の誕生を象った序曲は、徐々にメインをコーラスからオケに移しながら勇壮な物語を紡ぎ、彼女の波乱に満ちた人生を活写します。
そして中間部、転調して長調で展開される弦楽アンサンブルの音は非常に美しい。
この辺は彼女の、静かながらもどこか物悲しい、物語の本編が始まる直前を暗喩しているのかなと感じる部分ですが、それは次なる展開への幕間に他なりません。
圧巻なのは後半も半ばに入ってから展開されるシンフォニックメタル。
エレキギターがメインメロディを牽引し、オケが華やかに装飾するその音楽は実に趣味工房にんじんわいんさんらしいクールさと熱狂を兼ね備えています。
彼女の物語が本当の意味で始まる、紅魔郷以降の物語はおそらくここで表現されている。
80小節近くのできあがった譜面を犠牲にして挿入した一幕とのことですが、こうした贅沢な展開ができるのは打ち込みならではでしょう。
そして音楽は女声ソロと弦楽によりしめやかに閉じられる。
この辺は解釈がわかれるでしょうが、その壮大な音楽の結末として、ここでのピュアなクラシカルさ・美しさはひどく印象的です。
実に壮大なスケールでのアレンジです。
オケアレンジに抵抗のない方には、是非にとお勧めしたいアレンジアルバムですね。
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本作は、オケ+テクノ+ロックの悪魔合体によるクラシカルなテクノロックスタイルでの東方音楽アレンジ集の第三弾?です。
第三弾というサークルさんの記述を見てジャケットの型番や制作年を見てみましたが、おそらくは第四弾でしょう。型番では永夜抄の「麗」がHACW-TA07の2008年制作、こちらがHACW-TA15の2010年制作となっていますしね。
余談はさておき、今回は風神録のアレンジとなっています。
この漢字一文字シリーズはオーケストレーションをベースにロックとテクノの文脈を引用したシリーズであり、シリーズ作はそれぞれ特色があるのですが、今作では和の色が濃い内容になっていますね。
「神の片想い」「秋風のとおり道」などに見られる和様の空気感は非常に儚いものであり、桜や紅葉の舞い散る、猛き者もついに滅びん盛者必衰の理を思わせる侘び寂びの風情があります。
特に「秋風のとおり道」終盤の女声コーラスはピュアな和様。この序盤がアルバムの薫りを湧き立たせていますね。
その一方で、このアルバムを通底しているのは、シリーズの中でも一際軽さを感じるテクノポップ的な要素でしょうか。
この辺の印象が強まるのは中間部。「隣妖の本気」から始まる三曲のポップさから感じるものですかね。
そこに「信じたのは、目に見えない声でした」が加わり、和の風情とテクノ感が融合する感触は、聴き手を乗せていくクラブミュージック的なノリの良さ・流れの良さがあります。
サークル(の中の方)がシリーズ最高傑作と言明しておいでの第四弾。
シリーズをお好きな方はもちろん、サークルさんの手付けにもお勧めの作品です。
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10/01/2018
本作は、性別を秘めたボクっ子の誘導に従って気持ちよくイク感じの催眠音声作品です。
性別について「そんなことどうでもいいじゃない」とボカシているのは、聴き手の嗜好に従って解釈すればいいということなのだと思われますね。
この辺、催眠誘導が全般に「~~と感じる、かもしれないですね」と曖昧化している点とも繋がっていて、聴き手の想像力に委ねる部分が大いにある作品です。
沢野ぽぷらさんの演技は、そんな性別不詳のボクっ子を可愛らしく演じてくれていますね。
聴き手が快感に悶える姿を優しく見守ってくれる、そんな優しくもM性を刺激するような導き手となっています。
男女共用という点で、性を喚起するワードはかなりぼかしたものになっていて、その点ではかなり聴き手に左右される作品だと思います。
ドライ絶頂の強度が弱いわけではありませんが、直接的な卑語の類はあまり含まれていませんので、その点だけは注意喚起しておこうと思います。
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16/11/2017
本作は、ラスボス戦をモチーフにしたフルオケアレンジシリーズ「Charisma Lash」の第五弾です。
今回でシリーズは打ち止めとなっているようなのですが、比較的近作でのキャラが目立つ一枚となったでしょうか。
鍵山雛、紅美鈴、八意永琳、パチュリーといったゼロ年代からの人気キャラに加えて寅丸星、クラウン・ピース、純狐の楽曲が収録されています。
今回もまたガンガン系アレンジをベースに編曲が為されているのですが、全体的にシリーズのピリオドを意識して、かなり凝った編曲がされています。
選曲にもよるのでしょうが、やや怪しげな雰囲気が漂う一枚になっていて、その辺は Type-M に近いかもしれません。
細かなリズムの扱いや、やや現代的な音使い(美鈴のど頭に提示されているテーマなどが典型的でしょう)が随所に挿入されていて、その辺は人によっては好き嫌いがあるかもしれませんね。
シリーズのグランドフィナーレを飾るのは、個人的な印象では永琳の「千年幻想郷~Histroy of the Moon」に感じられます。
原曲からして壮大な一曲ですが、このアルバムでの編曲もまた気宇壮大。正統派のアレンジとなっています。
その後に収録されているパチュリーの「ラクトガール~少女密室」は差し詰めアンコールといったところでしょうか。シリーズ中で唯一4分に満たない小曲になっていますね。
ガンガン系アレンジの数々、シリーズを通して楽しませていただきました。
フルオケ(+合唱)と言うことで、エレキを含む既作の漢字一文字シリーズとはまた違った雰囲気ですが、そうしたアレンジをお求めの方には是非にとお勧めしておきます。
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本作はラスボス戦モチーフによるフルオケ東方アレンジシリーズ「Charisma Lash」の第四弾です。
イラストに付記されている型番を見ますとHACW-TA1033、サークルさんの33作目の作品に当たるようで、初出は2015年。夏コミに出された作品のようですね。
今回もまた人気キャラが勢ぞろいの内容で、にとり、早苗、咲夜、妖夢、ナズーリン、文の六人の曲がラスボス感満載でアレンジされています。
このアルバムの路線は第一弾の Type-R に近いものがあって、かなり原典回帰的に全力全開です。
当初聴いた折は「おお、やべえ。全力だ」と慄いたものでしたが、意外に一枚としての聴き疲れは少なく、ヘビロテの聴き方に大変お優しい一枚となっております。
音質面での改善が見られるのは、音源の変更なのか編集面での改良なのかはわかりかねますが、音がよりクリアになっているのも第四弾の特徴でしょう。
また、これまでよりもより現代的な音使いが見られるのも特徴的ですかね。小難しい感じではなく、クールな意味でのそれですが、妖夢の「広有射怪鳥事 ~Till When?」などではその印象が顕著でした。
納得の名アレンジが並ぶ中、個人的には、意外と言っちゃあ失礼でしょうが、ナズーリンの「小さな小さな賢将」の魅力的なラスボスアレンジには感心させられましたね。
このアルバムはどの曲もガンガンオラオラ系のラスボス感満載で大変楽しい内容なのですが、意外な伏兵のこの曲、曲の緩急が見事でシリーズを通して見ても特に魅力的な感触でした。
というわけで、本旨に沿っているという意味でもここまでで一番にお勧めの一枚です。Type-Aの折にも述べましたが、あちらよりこちらの方がラスボス感的に考えてお勧めですかね。
シリーズに繋がりはないので、こちらから入ってみるのもわりとお勧めですね。良いアルバムでした。
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本作はラスボス戦モチーフによるフルオケ東方アレンジシリーズ「Charisma Lash」の第三弾です。
型番はHACW-TA1032で32作目、初出は2014年のようですね。
Type-AのAはもちろんアリスのことで、諏訪子、こいし、フラン、妹紅、アリスと人気キャラの面々の楽曲に加えて霍 青娥のユアンシェンを最後に配置した構成になっています。
第二弾以上にこの第三弾はバランスが取れた構成になっていて、一枚のアルバムとしての聴き応えがパワーアップしている印象ですね。
「ネイティブフェイス」や「ハルトマンの妖怪少女」、「月まで届け、不死の煙」、あるいは「人形裁判 ~ 人の形弄びし少女」などは堂々たるラスボス風アレンジであり、本旨に即した曲たちでしょう。
一方、「U.N.オーエンは彼女なのか?」は縦のラインを重視したスローテンポの曲で、リズミックな原曲を念頭に置いてますと肩透かしを食うところはありますが、ダルセーニョで冒頭に戻るところなどは非常にクール。
フランに似つかわしい不気味さが漂う編曲になっていますね。
そんな曲たちの中で異色なのが、締めの曲となる「古きユアンシェン」でしょう。
明るく弾むような冒頭から始まる曲は爽快で、個人的にはどことなく、空中戦を彷彿させられます。飛空艇やらドラゴンやらに乗って、大空を駆けるボスと対峙するような印象ですね。
ラスボスアレンジのこのシリーズは、やはり暗い印象を与える曲が多い。その中で、この曲の爽快感はなかなか印象的です。
この曲を最後に配置する構成もまた魅力的でした。
シリーズの中で、ここまでで一番にお勧めできる一枚だと思います。
シリーズに連番としてのニュアンスはあまりありませんから、このType-Aから入ることにも何も問題はありませんし、最初の一枚としてもお勧めしておきます。
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08/10/2017
本作は、美少女に逆ナンされてほいほい付いていったら、実は人外だった美少女に丸呑みにされちゃう系のボイスドラマです。
丸呑みされてから胃液が体をとりまいていくエフェクト音など、全体的にバイノーラル編集が特徴的で、語り掛けも右に左にとパンが振られる感じがあります。
自宅に招いてからコーヒーを振る舞ってくれるところなどは、原作と思しき某グールさんへのオマージュなども見られますが、基本的には人外に捕食されるワンシチュの作品となっています。
誠樹ふぁんさんの語り口は終止穏やかなもので、強烈な快楽というより、とろとろ気持ちいい感じの静穏な快楽が描かれていますね。
催眠としては弱いと思いますが、そうしたシチュのボイスドラマをお望みの方にお勧めできる作品でしょう。
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08/10/2017
本作は、瞼の裏に住んでいるらしい「空想うさぎ」さんによって催眠の世界に誘われ、そこで彼女とセックスしながらドライの連続絶頂を楽しめる催眠音声作品です。
時間は33分と手短ではありますが、催眠として十分程度の深度に入れた点は最初に指摘しておきます。
あとは、エロパートで効果音が付いている点と、途中動作指示に類する暗示が含まれている点も付記しておきます。
それにしても、特殊な催眠ですねー。
ユリイカさんは現代催眠を用いた、あまり類を見ないタイプの催眠音声作品を作っておいでのサークルさんですが、ここでの催眠手法はかなり難解なものです。
おそらく教本などを参考にしているのだと思いますが、翻訳小説のような小慣れない表現が散見されるのに加え、センテンス単位でイメージを描写していくような散発性もあって、正直私にはその催眠の内容を解するのが難しかった。
その意味で、催眠音声作品をそれなりに体験している中級者以上にお勧めしたい作品ですね。初作に選ぶのはもう少しオーソドックスな作品の方がお勧めでしょう。
しかし、では催眠音声が一般に目的としている催眠体験(要はエロい体験ですね)に不足があるかといえば、そんなことはありません。
むしろ、これだけ短い時間でこれほどまでの連続絶頂に追い込む手並みにはただただ感心しました。
絶頂の繰り返しと快楽の強度の上昇は比例していて、ここでは後追い暗示と次への展開が同時的に進行している。それが盛り上がりに繋がってる形ですね。
日常から分離された催眠状態で「好きだ」「愛してる」と囁きながら快楽を注ぎ込む空想うさぎ、お見事でした。
CVを担当している藤村莉央さんの演技も素晴らしかったです。
初作にこそ勧めかねるのですが、ちょっと物珍しい手法の催眠作品をお求めの方にお勧めの作品です。
深呼吸も分割弛緩もありません。そういう作品です。
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