Tikuwabuさんのレビュー一覧
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本作は、通話による催眠という体で行われる対面催眠(あるいはショー催眠)の技法を用いた催眠音声作品です。
物の本などを読んでますと、対面催眠と催眠音声とで用いられる技法にはかなり違いが見られるようですが(対面の方ができることが多く、幅が広い模様です)、それだけに対面催眠の手法を取り込んだ本作は独特の内容になっていますね。
例えば、自分の名前やある特定の数字を忘れさせる忘却催眠はショー催眠の定番でしょうが、催眠音声作品では初めて見かけました。めちゃくちゃ面白かったです。
十八禁作品としても大変魅力的な作品で、ドライの乳首オナニーと脳姦、セルフの抵抗をテーマにした内容、どちらも質が高く、十二分に楽しませていただきました。
作品的に言いますと、やはり対面催眠的な暗示の仕込みが見られるセルフの方がより独特で面白いでしょうか。
やや複雑な暗示を仕込んでいますが、深化の過程で丁寧に道筋を作っているので戸惑うことなく受け入れられる構成になっています。
本当に見事なお手前でした。二種のお姉さん声で演じられている沢野ぽぷらの演技も本当に素晴らしかったです。
なお、一応ですが、セルフの終盤にはテンカウントが用意されている点のみ付記しておきます。
ゼロでイくタイプの作品ではないので重要ではありませんが、最後の最後で抜きたい方は参考にどうぞ。
総じて、特筆すべき催眠音声作品でしょう。
上級者、中級者はもちろん、その誘導の丁寧さから初級者にもお勧めしたい作品です。
個人的にも新たな発見があって、良い催眠体験をさせていただきましたから、より一層強く推したい作品ですね。超お勧めです。
2017年07月29日
本作は、四人の声優さんが「エッチ」「エッチだね」「エッチになっちゃお」などと囁きかけを行い、その囁きを利用して催眠を行おうという異色の催眠作品です。
エッチのゲシュタルト崩壊についてはすでにレビューされている皆さんも触れておいでですが、本当に執拗にエッチが出てきます。
深呼吸してもエッチですし、右肩や手のひらもエッチにされますからね。(笑)
フィニッシュはあいまいな表現を用いていて、実質ドライでもセルフでもどちらでも楽しめる形式でしょう。
催眠の持っていき方を考えますと、ドライでも十分楽しめる内容だとは思いますが、個人的にはセルフの方がお勧めかなと。
執拗な「エッチ」責めに比べて、フィニッシュはわりとあっさりめのテンカウントの変形(もちろんエッチです)ですので、セルフで調整してフィニッシュした方がスッキリ終えられる印象がありました。
ものすごく単純に、色々な女性・女の子からエッチエッチと執拗に語り掛けられるのは大変エロティックです。
発想の勝利というべき作品でしょう。ちょっと変わった催眠作品にトライしたいという方にお勧めです。
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2017年06月25日
本作はあまーい声で「先輩?」と呼び掛けてくる後輩彼女と一緒に幼児プレイを楽しんじゃう音声作品です。
プレイ的にはオーソドックスなもので、授乳手コキ、フェラ、騎乗位で一回ずつ射精ってな具合。ジュプ音などのSE有バージョンもあります。
冒頭に深呼吸と脱力が置かれていて「お、催眠か?」と変なスイッチが入ったりもしたのですが、ここでの冒頭は音声を集中して聴くための下準備みたいなものだったようですね。
CVを担当された七海うとさんの演技、大変素晴らしかったです。
ちょっと悪戯っぽく笑うところが魅力的な彼女さんでしたが、七海さんは集中を切らさない演技で演じてくれています。ディテールにまで配慮された本当に良い演技だったなあと感服しております。
やや抑え気味の喘ぎを上げながら勃起具合を誉めたりだとか、あるいはでちゅまちゅ言葉で射精を誘ったり、ややもすると説明っぽくなりかねない部分でも巧みに演じてくれていました。
再三繰り返された「大好き」などのワードも、骨の髄から蕩けさせるような魅力がありました。大変美味しゅうございました。
一応一つだけ注意喚起しておきますと、リピートモードで聴いている場合は最後の添い寝での二人寝エンドから出だしの「せんぱ~い」という元気な呼びかけに戻ってしまいます。
うとうとしてるところをビックリして跳ね起きてしまうので、ご注意ください。ホントに跳ね起きました。
ところどころで後輩の顔を見せながら、最後までママとしてきっちりプレイしてくれていて感無量でございました。
大変優れた作品です。後輩物としても、ママプレイ物としてもお勧めできます。射精後すぐに寝たい派の方にもお勧めですね。
良い作品ですので、是非とも購入して、あまあまなママに全部受け止めてもらってみてくださいな。
2017年06月16日
本作は、告白した相手の女の子から「射精我慢出来たら付き合ってあげる」と誘われて、出しちゃダメな状況で結局出しちゃう感じのボイスドラマ作品です。
全体で23分ほど、各トラック5分少々の作品ですから、連作短編とでも称するべきでしょうか。
それでいて各トラックで1~2回程度射精シーンが設けられていますので、かなりコンパクトな作品です。
シーン的にはオナニー、手コキ、尻コキ、オナホ、最後にちょっとだけ本番ってな具合ですね。効果音はありません。
CVを担当されているうにさざえさんは、タイトルにありますようにほんわかした感じの口振りで演じてくれていますが、結構平然と酷いことを言ってきます。
その意味でM向け要素の強めの作品ですが、一方で直接的な淫語も多く、短い中にも濃厚なエロスが表現されています。
主人公がこれほど(5分かそこらで二回も出しちゃうような)早漏でなければ、もっとたっぷり楽しめたんですけどね……。
作品上、シナリオの不備(出していいと言いながら「出したから付き合わない」と言い出す展開など)が多少気になりますかね。
互いの関係の変化を作中で示唆しながら彼らのその後を描いていない部分なども惜しく思えます。
とはいえ、短い中でえっちぃ射精我慢を描いてくれている、実用性の高い作品でしょう。
我慢しなきゃいけない状況で出しちゃう快楽がお好きな方にお勧めです。(そうしたニュアンスに配慮して、色仕掛けのタグも追加してあります)
2017年06月01日
本作は、放課後音楽室に呼び出された聴き手が同級生の女の子に催眠を掛けられて気持ちよくされちゃう、という内容の催眠仕立ての短編ボイスドラマです。
いわゆる催眠音声として解するには22分という長さはいかにも短いですし、内容面で見ても「催眠を使って男の子を苛める女の子の話」というフィクションと見るべきでしょう。
なお、ここでの催眠はフィクション的要素も含まれています。その辺は注意が必要かもしれませんね。
この作品の特徴はステレオ編集による追い込みでしょう。
執拗な繰り返しが見られ、例えば「変態だね」「変態だよ」なんて言葉攻めが左右正面の三方向から連続的に投げかけられる。
CVを担当されている彩倉星華さんの演技はやや硬さも見られたのですが、快楽暗示I以降の執拗な責めはお見事でした。
M向けの内容ではあるのですが、興奮を引きずり出されるような強さがあったと思います。特にフィニッシュ部分の強度はなかなかのものがありました。
この辺は催眠的な要素が前面に出ていますね。
可愛らしい女の子に催眠を掛けられ、変態となじられながらイカされてしまう。そうしたシチュのボイスドラマをお望みの方にお勧めしたい作品です。
本作は、学校では地味な女の子が動画サイトで見かけた女の子のコスプレオナニー生配信に興味を抱き、自分もその沼にずぶずぶ浸かっていってしまう実録タイプのボイスドラマ作品です。
ひょんなことから配信を始め、最初は不手際もあったりでたどたどしく話をしたりするところから始めて少しずつ慣れていき……と彼女の生配信での体験がまざまざと描かれていて、その描写や心情表現は実にリアルです。
最終的な着地点もまた良いですね。彼女がさらに沼へと沈んでいく様は、非常にマニアックではありますが、ある種のハッピーエンドなのかなとも思います。
構成的には小説における地の文と会話文のように「コメントへの反応や喘ぎ声」と「心境や状況の説明」を交えて制作されているのですが、テキストが本当に巧みですね。編集もまた上手い。
正直、ボイスドラマとして筋立てがするする入ってくる作品というのは貴重なもので、この作品は名短編と言って過言でないくらい作品として良質です。
また、CVを担当された水瀬由菜さんの演技が上手いんですよね。最初の配信での緊張から、配信慣れしてからの会話の弾み方など、ディテールまできめ細かい。
もちろん、エロの面でも不足はありません。あくまで公開オナニーとしてのエロですから直接的な性的接触はないわけですが、配信時の彼女の興奮していく様が克明に描かれていて、大変エロうございました。
この内容ですと、案外女性でも楽しめる方が結構おられるのではないでしょうか?
ネット上で人に見られながら気持ちよくなってしまう体験にどっぷりはまってしまう、そんな女の子が描かれたこの作品、男女問わずお勧めしたい逸品ですね。
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本作は、趣味工房にんじんわいんさんが手がける漢字一文字シリーズの第五弾、東方地霊殿の音楽のオーケストレーションを中心にしたアレンジアルバムです。
サークルさんが東方のアレンジを始めるきっかけとなったらしいこのシリーズ、前作から5年を置いての発表になったとのことですが、サークルさんが設えている型番ではHACW-TA1034。34作目の作品になるようです。初出は2015年末ですかね。
ボーナストラックを含む17曲57分の内容は、かなりオーソドックスです。クラシカルな面と現代的な面のバランスが取れていて、既作で言いますと妖々夢のアレンジアルバムである第三弾「麗-RAY- 月天夜姫」の系譜になるかなと。
ハルトマンの妖怪少女のアレンジである「認知欲求の果てにあるもの」などを聴いていても思うのですが、全体的にかなりシンプルにアレンジされている印象のアルバムですね。
既作に見られたハードロックやテクノのテイストもやや抑えめで(おそらくエレキギターの活躍頻度はかなり減っているのではないかと)、かなりクラシカルな編曲によっているような感想を持っています。
ただ、その中でも現代的なサウンドのピアノが特徴的な「土蜘蛛の罠」や、どことなく大陸の薫りの漂う弦楽がメロディを奏でる「渡らずの橋を渡れ」など、これまでのシリーズには見られないテイストも見られています。
シリーズの進展、あるいは作曲年代の違いによってカラーに変化が出ているのは興味深いところでした。
コスパ的にはちょっと気になる部分もありましたが、今回も楽しませていただきました。
シリーズのファンの方にお勧めする形になりますが、今回も良いアルバムです。ダークでいて壮大な地霊殿の音楽世界、お勧めですよ。
本作は、魔法少女界で「男をどれだけ興奮させられるか」で評定を行うなんてなかなか特殊な評価基準があるらしく、そのおかげで可愛らしい魔法少女にたっぷり絞ってもらえる作品です。
CVを担当されている一之瀬りとさんの演技はやや舌足らずで、人懐っこい感じの可愛らしい魔法少女を演じてくれています。
可愛らしい声で「ちっちゃい女の子の中でイっちやうの?」なんて可愛く責められるの、めっちゃエロかったです。
作品としてはオーソドックスな内容で、なおかつ全体で40分、各シチュで10分程度とわりと手短ではあるのですが、そのエロの濃さはなかなかのものです。
実際、射精シーンは全体で十回を超えているのですが、どれも本当にエロい。単体でも十分使用に堪えるレベルだと思います。
特にイくシーンでは、一緒に気持ちよくなって喘いでくれたりして、いい感じに盛り上げてくれます。最後のシーンに合わせて抜きましたが、自分でもビックリするくらい抜けましたしね。
その最後のシーンではタイトルであるカウントダウンも行われているのですが、ここでは催眠で言うところの後追い暗示の部分が本当に巧みです。
端的に言いますと、ゼロと言ってからの追い込みが素晴らしかった。めっちゃエロかったです。催眠音声作品でも、この執拗さは見習ってほしいくらいですね。
コスパ面で考えても申し分ない良作でした。
他の方が仰られているように、この作品の質でDL数が伸びていないのが不思議なくらいです。強くお勧めしたい良作ですね。
一応作品的には続編の構想がある風な形で〆られていますから、個人的には続編に期待したいところです。
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本作は、東方作品を彩る魔女の面々の楽曲を(中心に)アレンジした音楽アルバムです。
全7曲で43分、一曲平均6分超とじっくり聴かせる内容になっていますね。
サークルさんが設えている型番はHACW-T1023。23作目のアルバムということになりますでしょうか。初出は2012年のようです。副題は「ゆっくりしていったら? アリスとパチュリーに捧げる、寝室的音楽集」。
トラックリストは以下の通り。
1.夢の国のアリス [ブクレシュティの人形師]
2.魔導書は杜の香り [ヴワル魔法図書館]
3.おやすみは読書の後に [ラクトガール ~少女密室]
4.聖泉に抱かれて [神々が恋した幻想郷]
5.添い寝人形 [人形裁判 ~人の形弄びし少女]
6.紅夜に咲く [亡き王女の為のセプテット]
7.悪魔の寝顔は聖女のように [魔法少女達の百年祭]
ざっくりと分類すれば、やはりヒーリング系という分類になりますでしょうか。
おしゃれなカフェで流れてそうなボサノヴァアレンジや、ヴォ―カロイドによる神秘的なコーラスアレンジ、ライブバーのジャズバンドがセッションしてそうなクールな曲など、様々なアレンジの詰め合わせながら、全体的には癒し系のニュアンスが強い。
趣味工房にんじんわいんさんはハードロックやメタルのテイストを取り入れたハイテンポなアレンジが特徴的だと感じているのですが、ここではそうしたニュアンスは排され、また別種のクールさを表現してくれています。
なお、ピアノ、バイオリン、フルートは生演奏の音源を用いているとのことで、凝ってるなーと感心させられますね。ピアノはご本人が担当し、その他は外注でお願いしているようです。
漢字一文字シリーズなどとは味わいが異なりますが、これもまた魅力的なアルバムです。
スローテンポな癒し系の東方アレンジをお望みな方にお勧めしたいアルバムですね。
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