Tikuwabu的赏析一览

　本作は、少女の微笑み・笑声、あるいは撃たれた悲鳴と銃声をワンセットにしたかなりマニアックな作品です。
　ぴぐみょんスタジオさんは、ある特定の音やワードをミニマルミュージック的に繰り返させることで、催眠的なトランス状態に導くこの「催眠律動音響」シリーズを制作しておいでですが、この作品は特にマニアックな印象です。

　そう言いますのも、BGMであったり、あるいは何かを象徴するような短いメロディや環境音を用いることで作品を構築している他の作品とは違い、本作はただ笑声+銃声、または悲鳴+銃声のみ。
　様々なバリエーションこそありますが、基本的にはその組み合わせを聴く非常にストイックな作品になっている。それがゆえのマニアックという印象ですね。
　銃声が射精のメタファーである点は作品紹介でも触れられていますが、そのすり替えが自分の中でできないと意味不明になってしまう感触があります。
　こうしたすり替えは、悲鳴が嬌声にも似たものを採用しているので、できないこともない作業だと個人的には思います。マニアックであることは否めませんが。

　ちなみにですが、個人的には、適当に複数のファイルを再生して利用してみています。
　複数の笑い声、悲鳴と銃声が入り混じる錯雑とした音声をオカズにしておりますと、我ながらマニアックなことをしているなあという感慨を覚えました次第です。

　本作は、主人公が住むアパートの地縛霊的な存在となった人形さんに逆NTRされちゃうイチャラブ系の物語です。
　と言っても、手乗りサイズの人形さんに襲われるのではなく、少女サイズに変化することができるようになった人形さんに彼女が眠る隣で絞られちゃう感じですので、その点はご注意ください。
　表紙のロリロリしい女の子が絞る方で、手持ちの人形が本体ですね。

　本作は物語部分に力が入っている作品で、逆NTRされた後に彼女の正体と言いますか、捨てられた過去についての顛末が披露されるエンディングが挿入されています。
　エンディングも味わい深く、その意味で、短編漫画としても魅力のある一作に仕上がっていますね。
　もちろんエロ部分も大変魅力的で、ディープキスの描写なんかは本当にエロいですねー。シーンに割かれている枚数などはやや手短な感もありますが、そこでの描写の濃さは見物です。
　彼女とどっちの穴を選ぶか、などという逆NTR的な演出も魅力的。そんな状況にあって人形に弄られて感じちゃう彼女さんなども(末尾に少しだけですが)描写されていて、こちらも濃厚で背徳的なエロスが醸し出されています。

　基本的にはイチャラブ系の、後味良く仕上がっている作品です。良作短編だと思います。
　人形の妖精みたいな、そんな可愛らしい少女に搾り取られたい紳士諸氏に強くお勧めしたい一作ですね。

　本作は、ふらっと入ったお店に居たバニーさんと夜な夜ないけないお遊びを楽しむことができる音声作品です。
　全4ファイル構成の内容は、一応どれも別日という設定でしょうか。二章(あるいはレシピ2)では「いらっしゃ～い」から始まっているので、そうした設定が伺われます。
　また、指名がどうこうというやりとりもあったので、キャバクラやスナックなどでのやりとりなのかもしれません。

　プレイ内容は手コキ&足コキ、パイズリ、尻コキ、騎乗位での素股と各ファイルで展開しています。
　各パート10分程度でサクサク進んでますね。本番無しで、クチュ音などの効果音も無しです。
　プレイ内容でも、レオタードの中に挟んでのプレイなど、バニーガールとのプレイであることを強調する部分もあります。この辺は大変魅力的なポイントですねー。

　いけないバニーさんの声を担当されている秋川ひなたさんの演技は、とっぽい感じの色っぽさがあります。
　色気のあるバニーさんに誘われて甘い声で「お兄さんの変態～」と軽く罵られながら気持ちよくなるのは、大変美味しいシチュでございました。
　バニーのお姉さんも所々で一緒に盛り上がってくれる感じも良かったですねー。

　「もう出そう?」から発射まで早すぎたり、結末がちょっと尻切れトンボであったり、ちょっと作品的な隙も見受けられますが魅力的な作品です。
　色っぽいバニーさんと協同で楽しむいけない夜のレシピ、お勧めしておきます。

　本作は、サキュバスによって操られ、発情させられた村の女性たちを避けながらサキュバス退治に向かう少年を描いた短編ゲームです。
　プレイ時間的には1～2時間程度でしょうか。戦闘システムが無く(当然ボス戦もありません)、ゲームオーバーも無いシンプルな避けゲーですね。
　ですから、本筋はあくまで操られた女性陣とのエロ描写と言うことになります。分類的には抜きゲーになるでしょう。

　プレイ内容的には、本番描写が多めの印象です。キャラそれぞれとの関係性が垣間見える描写もされているために、エロの彩りも様々ですね。
　惜しむらくは、設定等が詳らかにされていない点でしょうか。教会のシスターやお嬢様の状況はちょっと読み取り切れませんでした。ステータスにあった少年の設定も、作中では消化されてないのは気になりましたかね。

　とはいえ、本旨はサクサク進めてエロを楽しむ系の作品ですから、その辺は重要ではないでしょうか。
　プレーする上でストレスフリーな短編をお求めな方に勧めたい作品です。

　本作は学校で生徒とイチャラブ着衣エッチをしちゃう先生を描いた音声作品の短編です。
　放課後に待ち合わせた二人が、空き教室かどこかで久しぶりの逢瀬を楽しむ、そんな一幕が描かれた一作なのですが、ここでの関係は大変健全です。なにしろ͡この手の作品では珍しく、コンドームまでちゃんと使ってますしね。(笑)
　隠語なども少なく、二人の日常的で、同時に特別でもある逢瀬が自然に描かれた、そんな内容となっております。

　誠樹ふぁんさん扮する生徒さんは明るく可愛らしい感じで、先生のことが本当に大好きな様子が活写されています。めっちゃ可愛いです。
　スクリプトも細やかなところに目の届いていて、例えばエッチ中にキスするシーンではその前のフェラに言及して、それ(フェラ直後)でもキスしてくれる先生に「大好き」と言っていたりする。良いですね、こういうディテール。
　エッチもプレー自体は大変シンプルなのですが(フェラと椅子を使った騎乗位で射精は二回)、交情、あるいは交歓の名にふさわしい互いに気持ちを高め合うような気持ちのいいセックスでした。

　28分という収録時間で考えますと、ちょっとコスパが気になるところではありますが、ワンシーンを十全に描いた良作短編です。
　個人的には大容量の作品もいいのですが、こうしたミドルレンジの作品がもっと増えてくれると嬉しいなと。そんな風に思った良作でしたね。
　あまあまイチャラブがお好きな方に強くお勧めしておきます。

　本作は東方シリーズの紅魔郷、妖々夢、永夜抄の音楽を採り上げたアレンジアルバムです。
　作品内容で説明されていますように全8曲、36分程度の収録内容になっています。ちなみに某秋の姉妹については忘れていたのだとか。(笑)

　サークルさんはケルティックアレンジと説明しておいでですが、個人的には和様の、それも秋の色合いが深いアレンジだなと感じました。
　この辺はごく個人的な感想になりますが、ケルティックの(というか音楽的には、たぶんアイリッシュ調のという意味合いになると思います。ケルティック・ウーマン的に考えて)リズミックでメロディアスな風情よりも、二拍子的な日本の音楽性を強く感じてしまった感じです。
　その意味では、活躍する横笛などは祭囃子を思わせる。実りの季節の喜びを強く感じる明るい秋の空や、祭りでの華やいだ人々の風情ですね。

　あくまで個人的な感想ですけど、その辺の意外性を除けば大変魅力的な秋向けアルバムです。
　このレビューを書いてる時期にはそぐわないのですが、優しいタッチの表紙絵に似つかわしい、優美な一枚です。強くお勧めしておきます。
　ちなみにですが、背表紙のSD化した二人のイラストもなかなか愛らしいので、そちらもお勧めです。

　本作は、童貞の先輩に処女を奪われたくて堪らない彼女が、誘惑せんとエロい囁きをしながら耳かきしちゃう音声作品です。
　おそらく彼女は欲求不満なのでしょう、先輩の耳を淫らな穴扱いして、硬い棒でズボズボする疑似セックス物を思わせるような内容になっています。
　耳かきには1と2のファイルがあるのですが、これは連続性はないのかな?　1は彼女による耳穴レイプ、2は耳穴責めによるセックス誘惑的な内容になっていますね。
　また、演出として、音声とは反対の側の耳で喘ぎ声、または耳舐めを聴かせてくれるステレオ仕様になっています。大変エロイ仕様になっております。
　ただ、音声作品として聞く分には演出無しの方がスッキリしてるかもしれません。

　CVを担当されている餅よもぎさんの演技は、ヤンデレ的な熱っぽさを節々で感じるもの。危ない色気を感じる良い仕事でした。
　耳かきをしているだけで気持ちよくなっちゃうような極まった彼女さんの演技、堪能させていただきました。
　しかし、彼女さん、度々童貞と(なじるでもなしに)先輩を指して言ってますけど、アレですかね、処女厨ならぬ童貞厨なんですかね。(笑)

　一応絶頂シーンもあって、そこでのタイミングが少し読みづらいのが玉に瑕でしょうか。
　ただ、ちょっとヤンデる彼女さんにエロい耳かきをしてもらうという内容そのものは大変エロイものです。
　一風変わった耳かきが楽しめる作品です。エロイ後輩にエロエロ耳かきされたい紳士諸氏にお勧めしたい作品ですね。

　本作は、地雷除去に失敗した先生が地雷生徒にドカンとされてしまう自業自得系の逆転作品です。
　いや、いいですね。ヤンデレJKさんは絶妙に重くて、こう、これは男の勝手な言い分だとはわかっているのですが、自分から性に積極的になる様子に引く感覚はよく理解できます。
　「授業中に準備室で」の彼女の言い分なども軽はずみで大変迷惑なものですから、そりゃ先生も引きますわな。

　可愛らしいイラストからはちょっとわかりづらいですが、JKさんはわりと地味な子のようで、自分のことを好きだと言ってくれた先生に依存している様子が前半は描かれます。
　そんな彼女に別れ話をストレートに切り出した先生は、明らかに地雷処理に失敗してますね。その話の流れでその切り出し方はアカンやろ、ってな話でして。
　そして後半はヤンデレJKさんの逆襲劇が始まるのですが、エロ的にもこちらが本番でしょう。冒頭よりもこちらのほうが淫靡さが増しています。
　脅迫されてのシチュですから、萎えそうなものなのですが、CVを担当されている梨本悠里さんの執拗な隠語が先生を高ぶらせている感触は同調できました。見事な演技でした。

　先生がやっていたプレイが後々で(悪い意味で)効いてくる感じなども、よく計算されてるなあと楽しませていただきました。
　始まりの唐突さと、あとはちょっとファイル間の繋ぎが弱いかな、と感じた部分もありましたが、結末に到るまでしっかりと、容赦なく、徹底的にヤンデレに徹してくれた彼女の姿は素晴らしかったです。彼女がヤンデレに堕ちる転換もまたお見事でした。
　良い作品です。ヤンデレ的にはハッピーエンドと思える結末ですし、ヤンデレスキーの皆様にはお勧めしておきたいと思います。

　本作は、おしゃまなエッチ好きの女の子と遊ぶことになった聴き手が、何度もイカされて、何度もイカせて、二人で明るくエッチを楽しむ音声作品です。
　女の子の言う「お兄さんのおち○ちんはおっきすぎるから、何度か射精してちっさくなったらお股に入れてあげるね」という発想は、ありそうな、ありえなさそうな。ちょっと興味深かったです。

　CVを担当されている沢野ぽぷらさんの演技は開けっ広げで、明るくおしゃまな女の子を好演してくれています。
　明るいながら、その話す内容は大変エロティック。執拗に繰り返される状況説明の隠語はこちらを追い込んでくるものであり、巧みなテキストには大変感心(というか興奮)させられました。
　ただ、女の子の台詞と心の声を重ね合わせる演出は、ちょっと聞き分けるのが難しかったです。演出なしのシンプル版も同梱されてますから、そちらを選んだ方がストレートに楽しめるかもしれません。

　26分の本編の中で聴き手は複数回(確か4、5回)射精している設定で、コンパクトながら濃い内容になっています。
　さすがにコスパは気になるとは思いますが、エロさ自体は申し分ないものですから、chobitのサンプルボイスが気に入った方にはお勧めです。

　本作は東方シリーズの紅魔郷から妖々夢までの楽曲を金管五重奏に編曲したアレンジアルバムです。
　ボーナストラック的な最後の「9. 夏へ向けての練習 ～少女練習中～」を除きますと、8曲35分程度の収録内容になっています。
　トラックリストは以下の通り。

1. 飛べない巫女はただの巫女だ　[ほおずきみたいに紅い魂]
2. クール特急便～いろいろあったけど、あたいは元気です～　[おてんば恋娘]
3. お前は今日から「中国」だ　[上海紅茶館 -Chainese Tea-]
4. 咲夜を解き放て　咲夜は人間だぞ!　[メイドと血の懐中時計]
5. 橙の恩返し　[遠野幻想物語]
6. 霧の湖のレミリア　[亡き王女のためのセプテット]
7. フランのばかっ　すぐに迷子になるくせにっ　[魔法少女達の百年祭り]
8. 藍と紫の神隠し　[少女幻葬 ～Necro Fantasy～]

　サークル主さんは中高と吹奏楽経験をお持ちの方だそうで(ペットで音大受験経験もお持ちだとか)、ここでの編曲は各楽器を活かした内容になっています。
　上述した通り有名曲の編曲物になりますが、実際に演奏可能な音域での編曲だそうで、制作当時は楽譜の制作も進めていた旨がライナーノーツにはあります。
　演奏者の方はそうした点(実演の可能性という点)で見ても面白い一枚でしょう。
　個人的には繰り返しが効果的な「橙の恩返し」が好みでした。ホモフォニックな編曲は、こうした室内楽形式では特に映えますね。

　全体的に優しいテイストのアレンジ(サークル主さんは「癒し系」と表現しておいでです)です。金管の華やかさと癒しが両立している。
　表紙の魔理沙が凛々しい一枚、お勧めしておきます。しかし、彼女はやたらとペットが似合いますねー。