ファンタジー攻め受け両好きさんのレビュー一覧

比較的平和な時代に、魔王を倒した勇者を母として生まれた少年勇者。近くの森での修行から戻ると、国から男の姿が消えていた。異常を察して王様の元へ駆けつけるが、現れたサキュバスによって、王様も犯られてしまう(王様歓喜の悲鳴)。残された王妃の要請を受け、勇者はサキュバスに攫われた王様救出のために旅立つ(ただし、王様の生死は問わないものとする)というシナリオ。

ゲームとしては、拠点となる『自宅』・『王宮』からサキュバス四天王+クィーンのいるそれぞれの『ダンジョン』へ移動し、ランダム生成される『ダンジョン』を突破して、最奥にいるボスをBFで倒すのを繰り返していくノンフールドRPG。

『ダンジョン』に出てくるザコ敵を倒して(体当たりで一撃撃破可能)獲得したスキルポイントでスキルを習得し、『ダンジョン』内に浮遊している強化石を利用することで、ステータスを強化していく。

ダンジョンの最後にいるボスとは、RPGツクールのターン制フロントビュー戦闘をベースとしたBFなのだが、相手の性技に応じたCG+セリフが挿入され、こちらが射精してしまうとステータスがダウン(相手はアップ)と、ある意味サキュバス・BFとしてはお約束なものとなっている(良い意味で)。

ザコ敵との戦闘やボス戦でのヒント、要キーアイテムのイベント解放条件など、面倒な作業や無駄な時間を掛からないようつくられていて、最後までほぼ作業的なストレスなくプレイできた。

戦闘中のセリフやテキスト量も良好。AI絵も破綻などなく、キャラごとの書き分けも安定していてGood。贅沢を言わせてもらえば、四天王の再戦時のセリフを初戦と別にしてほしかったな、と思う。

『サキュバス・淫魔』が好きな方、AI絵に抵抗がない方、コメディ色の強い作品が好き、ないし受け入れられる方におススメ。(主人公君、自分の棒をつっこむよりも相手の言動に内心でつっこんでいることが多かった気がする)

気が付くと地下牢に軟禁されていた、巨乳の令嬢カグヤを操作して広大な地下牢獄、そして滅びに瀕した異世界からの脱出を試みる、3D探索RPG。

3Dで表現されたマップを探索しつつ、次のエリアへ進むルートを選び、移動するのを繰り返していくのだが、一度次のエリアに進んでしまうと、前のエリアに戻ることのできない、一方通行の仕様となっている。

探索の途中、『亡者』と呼ばれる敵対者と何度も戦闘になるが、戦闘もアイテムを使用して戦うという独特の仕様。アイテムには、武器、防具、回復薬、魔術書などがあるが、どれも使用回数が少なめに設定されていて、ほぼ使い捨て(逃走は基本できないため、アイテム切れは高確率で詰みとなる)。

そのため、アイテムを入手するための探索が重要となるが、探索回数(時間経過)も他のイベントと関連していたりとなかなか奥が深い。

周回前提の難易度をしており、まず初回でのクリアは不可能。ゲームオーバーを含む、周回のエンドを迎えると『狭間』と呼ばれている周回部屋を経由し、ステータスを引き継いで次の周回へ、となる。

『狭間』には実績部屋もあり、特定のアイテムを手に入れる、イベントを起こす、ボスを倒す、特定のエンディングに到達するなど、実績を達成することで、次周開始時の初期所持アイテムやイベントが変化して、だんだんと有利となっていく。

イベントの分岐が多い他、アイテムやステータス不足などからも、トライ&エラーを繰り返すことになるのだが、1周に時間がかかるので、とても時間がかかる。しかし、これに独特のやりがいのような楽しさがある。

私は周回で主人公の置かれている状況が詳しくわかるだけでも、10数時間をかけてしまったのだが、まだまだ序の口だったりと、ボリュームも他の同人作品と比べて飛び抜けている。

とにかく、エロくて高難易度かつ本格的なRPGをやりたい人におススメ。3D酔いなどがないかも含め、まずは体験版を。

魔王を倒した勇者が、捕えられていた人々を解放して回っていると、ベッド内に結界で閉じ込められた淫魔の王女を発見する。一瞬躊躇したものの、彼女を助けることに。淫魔王女の強い淫気に充てられた勇者に、彼女はお礼を兼ねて奉仕を申し出る……というシナリオ。


艶っぽいことに一切の興味も経験もない勇者を一瞬で堕とす、淫魔王女の淫気の影響と、それに淫魔の技が加わった場合にどれだけ凶悪なものとなるかについて、勇者視点で丁寧かつ濃厚に表現されていて、それゆえに、淫魔王女からの勇者への感謝と好意が本物であることがわかる。

魔王に閉じ込められていた淫魔王女だけでなく、勇者もまた暗い背景があり、2人がこのような形で出会い、幸せな未来へと進んでいくのに、作中の行為は必要だったのだと思うと、短いながらもしっかりと練り込まれた作品だと感じられた。

プレイ内容は、『手コキ』、『フェラチオ』、『素股』、『パイズリ』。1枚絵のCGがあるのは作品紹介にあるパイズリのみで、他は立ち絵とテキストで表現されている。総プレイ時間はゆっくりシナリオを閲覧して20分ほど。

『淫魔』、『サキュバス』が登場するものの、吸い殺されたり、破滅的な終わりを迎える、といったことなくラブラブな展開が好きな方におススメ。

個人的には、2人のその後に関する描写がされずに、あっさりと終わってしまった点を除けば、値段相応かそれ以上に満足できた作品。

顔面騎乗専門風俗店(ジャンルとしてはM性感?)にて、ハイレグボンデ―ジに身を包んだ嬢に作品タイトル通りのプレイをして頂く短編漫画作品。

体験コースでのプレイということもあって、内容は9ページ(+おまけCG5枚)と少ないものの、プレイ内容は69(シックスナイン)体勢での手コキとフェラチオ、顔面騎乗での圧迫(M性感寄りな言葉責め込み)で、嬢に翻弄される男の感想も挿入されていて、とても濃厚。

特に、手コキやフェラチオで袋を揉まれつつ、竿に亀頭と重点的に責める部分を細かく変えることで、男を手玉に取っている感が強調されていて、短編とは思えない満足感が得られた。嬢の楽しそうな表情もとても良い。

作品紹介のCGに惹かれた方、『顔面騎乗』、『シックスナイン』、『ボンデージ』、『手コキ』、『フェラチオ』、『言葉責め』が好きな方におススメ。ただ、苦痛を伴う『SM』や『緊縛』などを求める方には物足りないor合わないかもしれません(個人的には低額なので、少しでも興味があるなら手に取ることをお勧めしたい)。

個人的には、ぜひ、同じ風俗店での体験コースではない長時間プレイの作品も見てみたい、と思わされる良作。

普段は客の来ない甘味処で働く、封魔の力を継ぐフタナリくノ一の主人公を操作して、女性の痴女化&男性を逆レイプする一連の事件を追っていく、えっちバトルRPG。

戦闘は、主人公側から『攻撃』することはできず、敵の攻撃をその攻撃属性に適したスキルで受け、いなしてTPを溜め、最大まで溜まったらカウンタースキルを発動して、逆転勝利することを繰り返していく。

戦闘は、キャラクターの形をしたアイコンがゲージ内をリアルタイムで動き、規定の位置に達するとコマンド入力ができるタイプのリアルタイム制。

ただし、自分が選んだ行動の結果、次にアイコンがゲージのどの位置に移動するのかが表示されない、予備動作を一切しない強力な攻撃(基本、強攻撃の前には予備動作があるはずがない、ゲージの開始位置からの予測も困難)も結構な割合であるなど、システム的に難易度高い印象。

他にも、後半の敵は予めセットアップすることで、ゲージの位置やコマンド入力中に関係なく発動し、本当の意味でのリアルタイムにこちらを攻撃するスキルも使用するなど、ノーマルモードでも難易度はかなり高め(装備によりステータスの底上げは可能だが、イージーモードはなし。チート装備はあるので、クリアが不可能ということにはならないが)。

エロシーンは、戦闘勝利後に対戦相手とそのままえっちするのと、戦闘なしで起きる1枚CGのイベント(もちろん動く)、立ち絵を利用したショートイベントの3種類。内訳は戦闘26、イベント8、ショート4。シーンは総じて長め。

作品紹介を見ての通り、AI絵だが丁寧に修正されていて破綻やブレなどは、ほとんど見られなかった。絵の動きは、女性の柔らかい部分を中心にぶるんぶるん動く。

プレイ時間は約4時間(リプレイ数回)。

エロゲ的な『女騎士』、『シスター』、『魔法少女』、『和装』好きにおススメ。独特のエロさがあって、とてもよかった。続編があればぜひプレイしたい。

既に音声作品で販売されている『触手エロトラップダンジョンへようこそ!』をCG化した作品。要所にWOLF RPGエディターを利用したようなマップやステータス表示が挿入されていて、主人公である新人冒険者ちゃんの置かれた状態が音声作品よりもわかりやすく表現されている。

さらに、単にCG集化しただけでなく、新人冒険者ちゃんを待ち受ける触手側のモノローグも追加されていて、全体を見るとエロトラップダンジョンというよりも、シナリオ担当の犬侍様が活動していた、某小説投稿サイトで一時期流行っていた、エロいダンジョンマスター物に近い作品へと仕上がっている印象。

ダンジョンマスターでもある触手の言動は、コメディ寄りではあるものの典型的なキモいオタクに通じるものがあって、読み手を選ぶかもしれないが、発言内容(趣味・性癖)には多いに同意させて頂いた(良いビキニアーマー&自ら動かざるを得ない状況に誘い込む等のシチュエーションは個人的にgoodだった)。

触手の言動が苦手な方には、新人冒険者視点のみがまとめられたCG集も同封されているし、音声作品から一部(30分ほど)を抜粋したお試し版も入っているなど、興味を持った人の好みに合わせて鑑賞できるよう配慮もされている。

絵に惹かれた方の他、『女冒険者』、『ビキニアーマー』、『エロトラップ』、『触手』、『孕ませ』などが好きな方におススメ。触手相手だが、『出産』描写もあるので、苦手な方はご注意を。

最後に、彼女は果たしてこのダンジョンのリピーターになったのだろうか?

サークル『魚ウサ王国』様のオリジナル同人シリーズの総編集。春夏秋冬をテーマに、小〇生〇学年～中〇生のヒロインと、それぞれ年の離れた男主人公(青年男性)との短編恋愛作品。

登場するヒロイン全員が、夜のお供的商業作品に登場させられない設定(シリーズ名をそのまま表記するのさえ危険)という、ある層の方々にとっては非常に素晴らしい作品。

〇気なヒロインが積極的なエロシーンの描写も素晴らしいが、男主人公との掛け合いやそれぞれのテーマとなっている季節と特徴付けている衣装もvery good!

いきなりエロシーンから入るのではなく、その前にワンクッション置かれることで、ヒロインの魅力が引き立てられつつも、春夏秋冬の世界に入り込むことができ、Afterも含めた全話をとても楽しめた(最後には、この年の差カップルのこの先の話は見られないのか、と毎回残念な気分になった)。

JYO〇〇ZM SUMMERの絵を見て、以前から惹かれてはいたものの、なかなか踏ん切りがつかず、総編集が出た今になってコスパを意識して(それぞれ購入すれば3000円～だよな～と)手に取ったことに申し訳なさも感じてしまった。

『〇リ』好きな人も、絵に惹かれた人も、ぜひ見て頂きたい作品。収録されている量的にも、損をした気分にはまずならないはず。

最後に、書下ろしの服装がブルマでなかったのが少し残念……だったが時代設定的には違和感がなく、シーン的には王道でこれもとても楽しませて頂いた。

『コスプレイヤーの彼女とイベント帰りにえっちする本』の続編。今回は、悪天候でイベントが早めに終わり、不完全燃焼となった彼女に強引に誘われて、ラブホHすることとなる。

収録シーンは『フェラチオ』、『剃毛』、『後背位』、『騎乗位』など。前回同様に、彼女主導が多いものの、一部に彼氏側から動くものもあり(彼女側からの誘い受けともとれるが)。

今作ではバスルームでの、女性からの『剃毛』という珍しいシーンが収録されている。下半身全体を前側→後側と剃毛され、最後にケ〇毛剃りからアナル舐め(舌挿入もした?)という流れなのだが、彼氏側からの感想が挿入されていて、相応以上にエロく感じられた。

今回はマスクのない『フェラチオ』だが、その描写も色濃く、前作よりも全体的に濃厚な印象。なお、全体の分量(ページ)は前作同様18P。

彼女の魅力的な一面(露出性癖あり? コスプレしていない姿でのプレイ、明らかに彼氏以上の身長&体格、彼氏を圧倒する筋力&彼氏を搾って余りある性耐久力)も多少深堀りされ、さらに続編を見てみたいと感じさせられた。

『ウツテンカイ』様が過去に出している、別シリーズのキャラのコスプレをした彼女と、女性主導の愛情証明セックスする作品。

同人イベントに参加した、彼氏とコスプレイヤーの彼女。過激なアングルから撮られることに抵抗を見せず、むしろ積極的ささえ感じられる彼女に、彼氏であることに自信を無くしかけ、それを見た彼女は帰りに…といった流れ。

プレイ内容は『フェラ(マスクあり)』、『パイズリ』、『騎乗位』。

過去作を購入されている方はご存知と思われるが、見ると良い体つきをしている彼氏だが、それを圧倒する大柄な彼女の筋肉、そして豊満な胸部装甲のバランスは見事。

同人サークルの相棒であると同時に、恋人でもあり、自信を無くしかけている彼氏をラブホに引っ張り込む行動なども合わせて、コスプレ彼女のいい女感がすごい(彼氏爆発しr)。

見開き、導入部含めて18ページと短めだが、わかりやすくまとまっていて、作中の雰囲気、読了後の後味共にとてもよかった(なお、私はちょっと物足りなくて、続編も即購入してしまった)。

宇宙警察的組織の先輩と巨乳丁寧な後輩アオバが、犯罪者を逮捕して帰還する途中で遭難し、未開で無人の惑星に不時着。幸いなことに、水と食料は1年分積んである上、本部とも連絡がつき、1ヵ月以内には迎えが来ることに。そんな状態で、並みの恋人同士よりも仲が良い男女が一緒にいれば、当然のごとく……というシナリオ。

戦闘などは一切無く、宇宙船内でアオバと会話する、場所を調べる、ちょっと宇宙船の外を歩き回る等でイベントを回収していく形のRPG。条件が分かりにくく、探すのに手間取ったイベントも2つほどあったが、それでも20分ほどでエンディングまで到達できた(作者サークル様のFANBOXに攻略法が載っているので、クリアできないということはないはず)。

主人公は無口でエロ以外積極的にでしゃばることはないタイプ(F〇ではなく、ド〇クエ主人公みたいな感じ)。BGMは未開の惑星で遭難、というシチュエーションを際立たせるためか、あまりない印象。

遭難しているものの、本気でサバイバルしないといけないほど危機感のある状態ではないので、真面目に振舞おうとするアオバも結構簡単にエロ的な行為に応じてくれる(作中で詳細に語られないが、2人のそういう関係はかなり深そう)。

スペースオペラ的なハイレグレオタード制服を着た、エロい行為に応じてくれるくらい好感度高めな巨乳女後輩……ご都合主義&性癖大盛だが、良い…とても良い。やはり、エロいスペースオペラとハイレグレオタードの相性の良さは抜群だと再認識させてもらった。

エロシーンでは、『キス』や『フェラチオ』といった描写が本番以上にとてもエロく感じられた(あそこまで差分が多く、濃厚に描かれるのは珍しいと思う)。逆に以外とパイズリは少ない印象。

最後に、エンディングイベントまで見ると、あれ、これって、実質的な婚前旅行だったのでは? と感じたのは私だけではないはず。