気が付くと地下牢に軟禁されていた、巨乳の令嬢カグヤを操作して広大な地下牢獄、そして滅びに瀕した異世界からの脱出を試みる、3D探索RPG。
3Dで表現されたマップを探索しつつ、次のエリアへ進むルートを選び、移動するのを繰り返していくのだが、一度次のエリアに進んでしまうと、前のエリアに戻ることのできない、一方通行の仕様となっている。
探索の途中、『亡者』と呼ばれる敵対者と何度も戦闘になるが、戦闘もアイテムを使用して戦うという独特の仕様。アイテムには、武器、防具、回復薬、魔術書などがあるが、どれも使用回数が少なめに設定されていて、ほぼ使い捨て(逃走は基本できないため、アイテム切れは高確率で詰みとなる)。
そのため、アイテムを入手するための探索が重要となるが、探索回数(時間経過)も他のイベントと関連していたりとなかなか奥が深い。
周回前提の難易度をしており、まず初回でのクリアは不可能。ゲームオーバーを含む、周回のエンドを迎えると『狭間』と呼ばれている周回部屋を経由し、ステータスを引き継いで次の周回へ、となる。
『狭間』には実績部屋もあり、特定のアイテムを手に入れる、イベントを起こす、ボスを倒す、特定のエンディングに到達するなど、実績を達成することで、次周開始時の初期所持アイテムやイベントが変化して、だんだんと有利となっていく。
イベントの分岐が多い他、アイテムやステータス不足などからも、トライ&エラーを繰り返すことになるのだが、1周に時間がかかるので、とても時間がかかる。しかし、これに独特のやりがいのような楽しさがある。
私は周回で主人公の置かれている状況が詳しくわかるだけでも、10数時間をかけてしまったのだが、まだまだ序の口だったりと、ボリュームも他の同人作品と比べて飛び抜けている。
とにかく、エロくて高難易度かつ本格的なRPGをやりたい人におススメ。3D酔いなどがないかも含め、まずは体験版を。