ファンタジー攻め受け両好きさんのレビュー一覧

彼氏にも搾精のし過ぎで逃げられるほど、精液に対し異常なまでの嗜好を持つ変態女子校生が、精液を得る手段として、コスプレ会場に集まるカメコを中心に精を搾っていき、ついには『ザーメンソムリエ』と呼ばれるまでになる、サクセスストーリー(?)を描いた作品。

エロシーンは、主人公の『さとみ』が主導権を握ってものがほとんど。特に、他の作品ではあまり見ないような体勢での前戯が多く、アニメーションでヌルヌル動く姿からも、搾精、精飲にこだわっているのがよくわかる。

主人公はセックスも好きなため、本番シーンも完備されているので、そちらが好きな人も安心。

ただ、売りの1つであるコスプレについては、販売から10年以上が経過していることもあって、期待し過ぎると肩透かしを食らうかも。また、収録シーンの数が多いとは言えないのも、10年の壁を感じられる。

『男性受け』、『手コキ』、『フェラチオ』が好きな人におすすめ。『手コキ』のシーンも、アナル責め(舐め)、チングリ返し、四つん這いと他の責めとの併用や変わった体位が多く、搾っているのがしっかりと表現されている。シーン数は少ないものの『足コキ』、『パイズリ』もあり。『足コキ』は『顔面騎乗』と併用。なお、肉体的苦痛を伴う『SM』なシーンはなし。


3度の飯より精飲が好きで、ついには搾った精液を口にすることで、相手が精液をどれだけ貯め込んだ(熟成させた?)のかがわかる領域にまで達する『ザーメンソムリエ』の『さとみ』。そして彼女に呼びだされ(選ばれ)、搾られることがステータスとなっていくカメコ達とのやり取りは、『さとみ』が主導権を握りつつも、搾精の対象であるカメコ達に支配的に振舞わない(家畜や備品のように扱わない)こともあり、独特の雰囲気と独自のエロさが成り立っている。

私は購入から10年経った今でも、たまにプレイしているのだが、それはこの雰囲気に浸りたいからなのかもしれない。

変態調教に興味を持ちながら、それを隠して文芸部で活動していた学生の主人公が、趣味を他の女子部員に知られたことをきっかけに、実は同じ変態調教に興味を持っていた3人の女子部員と一緒に、主人公の自作小説『愛奴変態調教倶楽部』をモデルとした秘密の部活動を行っていく、というシナリオの作品。

毎日の部活動で、主人公がヒロイン3人から誰を調教するかを選択していくのだが、ヒロインの誰を重点的に選択したかによって、発生するイベントが選択してきたヒロインの性癖寄りに変化していく。調教SLGのような細かいパラメーターなどはないものの、発生するイベントの数は多く、他作品では見かけないマニアックなプレイも多い。

また、調教をテーマにした作品としては珍しく、選択次第で主人公とヒロインの関係性が逆転し、ヒロイン達に調教されていくルートもある上に、そのイベント数も全体の3割以上と多く収録されている。エンディングの数もヒロイン個別エンド+ハーレムエンド3種類と多いのもポイント。

同じメーカーの他作品と比べると、肉体改造を伴うプレイがないので、肉体改造に抵抗はあるという方にもおススメできる。作風も調教をテーマとしている割に、部活動として自主的に活動しているためか、作中の雰囲気も全体的に明るい。

ただ、鞭打ちや焼き印など苦痛の強いプレイはいくつかあるので苦手な方は注意(攻略対象ヒロインに、半ば自ら望んで逆調教された末に焼き印を押されたり、逆ハーレム共有性奴隷にされる男主人公はこの作品くらいしか見た記憶がない)。

『SM』、『調教』、『ボンテージ』、『男性受け』などが好きな人におススメ。
ただ、作品が古いせいもあってか、CGと比べると立ち絵のバランスがかなり独特なため、プレイ開始時には違和感を覚えるかも。

選択次第でSにもMにも成れ、プレイの種類が多く、暗すぎない作風のためか、個人的には飽きずに今でもプレイすることのある作品。

搾精、搾精師と聞いて、イメージする姿、アイテム、プレイ、体位などが誰しもあると思う。この作品と各個人が持つイメージとどれだけ合致しているかで、かなり評価というか満足感が違うのではないか、と感じられた。

CGはAIを使っていることもあって、良くも悪くも安定している。ムチムチした身体には色気があり、手足が破綻しているものも(私が見た限りでは)見当たらなかったことを考えると、かなり良かったと感じた。

ただ、立ち絵が全体の3割ほど(事後のものも含む)あったのと、半分以上を占める本番プレイ画像の比率として、正常位、後背位など女性が主導権を握られているようなプレイ画像や、受けを思わせる表情(マスクのせいで表情が隠れていることもあるかもしれない)が多めである一方で、手コキ、足コキといった、女性側が明確に主導権を握ることのできる前戯の画像や、使用済みコンドームの存在を誇張するような画像が少なかったのが気になってしまった。

これは、あくまでも私の搾精、搾精師と聞いてのイメージと比較してのものなので、搾精に対して別のイメージをお持ちの方や、搾精よりもロリであることが重要で、ロリの本番行為の画像やレオタード姿を見たいというのであれば高い満足感を得られるのではないか、と思う。

水泳部の先輩男子生徒である『森山』が後輩の女子生徒『つむぎ』に目を付けられ、性調教されるCG集。2人の普段の関係や部活動の様子などの説明はほとんどなく、いきなり更衣室の床で拘束されていた森山が意識を取り戻したところから、最後までほぼプレイシーンだけで構成されている。

先輩の森山を調教して服従させることを目的としていることから、プレイ開始時と射精時を写真撮影(脅迫用)をし、ペットに調教する、と宣言しながらも終始先輩後輩関係らしい丁寧口調を崩すことなく進んでいく。バカにして尊厳を貶めるような言葉責め、厳しい命令口調などを期待すると物足りなく感じるかもしれない。

プレイ内容は『足コキ』、『素股』、『騎乗位』、『クンニ』など。最後の『クンニ』は『騎乗位』で強制的に射精させた後の強制奉仕&精飲だが、描写は薄いのでそこを期待する人は注意。

なお、プレイ中は『競泳水着』着用が基本で、着崩すことはあっても、全裸になるのは最後の1ページだけなので、そちらにこだわる人も安心(なお、学生服を着てのプレイはありません)。

サンプル画像を見て、ピンと来た人におすすめ。プレイ中の態度からも感じられたが、最後に後輩が見せる笑顔が、この先輩を本当に気に入ったんだな、と強く感じられて本当に良かった。

2人の今後が気になる、20Pじゃ量が足りないです…、競泳水着以外のコスチュームプレイも見たい、という人は続編の『服従 調教少女』のプレイも合わせておすすめしたい。

忍びとしての才に欠け、柔術家となった三郎と優秀なくノ一で三郎とは幼馴染兼恋人のあやめ。あるとき、里の秘伝書が盗まれ、あやめに奪還の指令が下る。三郎は心配し、彼女と共に秘伝書が持ち込まれたとされる城へ赴く。ただ、その城にはあるカラクリがあり、秘伝書のある最上階に辿り着くには、二手に分かれて攻略する必要が……といったシナリオの見下ろし型アクションゲーム。

操作感の違う、三郎とあやめ2人の主人公を操作して1階ずつ攻略していく。攻略自体は、数に限りのある回復アイテムを無計画に使い切らなければ、クリアは難しくはないと思われる(イージーモードもあり)。

敗北すると、各主人公&各階ごとに異なるHシーン(拷問シーン)となる。男女平等を謳っているだけあって、女のあやめはもちろん、男の三郎でもしっかりエロ凌辱拷問され、それぞれに応じたBadEnd(?)となる。

物語の全体像は、2人の主人公を最後までプレイすることで知ることができる。視点は選んだ主人公で固定されるので、相手側で何が起きているのか知ることはできない(特に、三郎側は)。ただ、ラスボスを倒して、2人で帰還するそのエンディングの先は……。

最後までプレイしてみて、なんというか、主人公2人、特に三郎にとって一番のエンディングとはどれなのか、ちょっと考えてしまった。

アクションゲームが苦手でなく、『くノ一』、『調教』、『凌辱』、『寝取られ』、『男受け』嫌いでない方向け。
興味を引かれた方は、ぜひBad含めたすべてのエンディングを見ていただきたい。

30代、独身、フリーターでおまけにハゲデブ童貞、趣味はゲームという現実世界ではある意味ありふれた男『茂部(モブ)男』。ある日、自宅に帰ると可愛いがどこか地味な顔の魔女『カレン』に、存在意義を失い、存在が消えそうになっている、異世界の人々を救ってほしいと頼まれ、異世界のとある村へ降り立つことに。ただし、助ける方法はエロ行為という、一見ご都合主義に見えるシナリオ。

数年前に流行り、最近では1つのジャンルにもなっている『モブ姦』。それをアカラサマに表に出している作品であるが、この作品の肝はそこではない。

ゲームの世界に主人公が入り込み、同じ言動を繰り返すNPCを好きに犯して満足感を得る、しかし、世界もNPCも何も変わらない……そんな狂気を感じることさえ『モブ姦』作品が多い中、その流れに一石を投じた、あるいは正反対の方向に走っているような作品。何しろ、この作品の彼ら彼女らはには名前も意志もあり、異世界で実際に生きているわけですから。

エロシーンも悪くない、むしろキャラのノリは良く、結構簡単に行為に応じてくれる上、描写も丁寧。主人公のキャラクターが外見とは裏腹に好漢と言っていい性格のためか、ストレスも少なくプレイできる。

ファンタジーRPGの愛好家、ストーリーやキャラクター設定が好きな方、クリエイターとして作品を作り出す活動をした方、世に作品を出した経験がなくとも、自分の脳内で完結した『妄想』、『空想』であったとしても、自分で自分なりの物語を作った経験がある方。そんな方に、ぜひ1度プレイして頂きたい作品。
本編だけでなく、クリア後の画面変化、追加された人物事典など、人の心を揺さぶる表現が見事。

この作品は舞台は村1つの短編だが、町や地方全域へと活動を広げる続編や現代世界の友人知人を主人公に据えたスピンアウト作品も出るなど、まだまだ続いている。

勇者ではない漢の物語の原点、ぜひ、手に取って頂きたい。

偶然、援助交際をしている友人を見かけてしまい、確認のために問い詰めたところで、もらえる報酬を聞き、お金に余裕がないことから、本番なし、軽くいじめるだけの援助交際をお試しにすることに……という感じで、物話は始まります。

援助交際ということで、制服を着てのプレイがほとんど。プレイの傾向としては、『見抜き』、『手コキ』、『足コキ』、『フェラ』、『正常位』、『騎乗位』など。四つん這いになった男の上に座って手でスパンキングする場面もありますが、流血や痛々しい傷などの表現はなく、SMとしてはかなりライトな方です。

道具を使うことも少なく、最初のほうのプレイで、男側が目隠しマスクと手錠している以外では、最後の場面で、リボンで肉棒の根元を縛って疑似的な射精管理をするのと、主人公が網目状の下着を着るくらいです。

個人的に、この作品の売りは、主人公JKと中年男との関係性にあると思います。処女で未経験だけど、お金に余裕もないから仕方なしに、本番なしでお試しに1度、ということでやってきた主人公が中年男にリードされつつ、徐々にプレイに慣れ、ノリで処女喪失、最終的にはお嬢様と使用人のような主従プレイをする関係に変わっていきます。中年男も終始紳士的で、主人公に本番を強要することなどもなく(奉仕させてください!と積極性を見せることはあり)、逆に本番行為を行おうとする主人公を止めようとしたりします(2回目以降は割と簡単に応じていますが)。

JK視点で丁寧に語られる、恋愛関係ではないけれど、金銭のやり取りだけで成り立ち終わる、割り切った関係ではない、もしかすると、もっと発展していくかもしれない関係、それが強調されていたように感じられました。

『売春/援助交際』、『男性受け』、『制服』が好きな人にオススメ。本格的なSMを求める方には物足りないかもしれません。

同サークルの処女作『風魔ミナ TheGame』の続編。不死身の女忍者ミナを主人公とした3Dアクションゲームです。

ゲームとしては、前作『シンデレラ・エスケープ2Revenge』の無双ゲーに近い操作性を踏襲していますが、1度に相手をする敵の数が減った一方で、敵1体1体がかなり固く(防具や服が破壊されない限りはダメージを受けても隙ができない)、攻撃力も高く設定されており、防御をしっかりしていかないと低レベルの雑魚敵にコンボを決められて秒殺されることもあるほど。

シナリオを進めるためのメインクエストと資金と経験値稼ぎのためのサブクエストがあり、それをクリアしていく形式になっていますが、クエストの発生している場所が解るように地図に印が出るなど、無駄な時間を掛けないように配慮がされているように感じられました。

制作者様は台湾の方だそうですが、作中の日本語はほぼ違和感なくプレイできるくらいしっかりと翻訳されています。そして、緊縛やSMへの興味から始まってゲーム制作へ至っただけあって、捕縛・拷問時の動き(鞭や電撃などで仰け反る、拘束を解こうとしてもがく、口枷をつけていると発音が変化などなど)はとても素晴らしいものとなっています。

主人公の不死身や忍者という設定を緊縛・拷問といったシーンが発生する過程とうまく組み合わせている点も見事。同人アクションゲームでここまでこだわって表現しているのは本当にすごい。

注意点としては、エロに関するシーンも緊縛・SM(拷問)に特化していて、本番や前戯といったシーンはほぼない点(そもそも、モブ以外の男性キャラクターがほとんど登場しない)。登場人物の多くが女性のため、人によってはレズ?と感じる部分もあるかもしれないので、苦手な方は注意が必要かもしれません。

本番HシーンはなくてもOK、『SM』『緊縛』『ボンテージ』が好きで、アクションゲームが苦手でないならオススメです。

人がいて、魔物がいて、勇者なんてのもいて、人と魔物の間に根強い溝のあるそんな世界。勇者率いる討伐隊に住んでいた村を襲われ、命からがら主人公の住む人里離れた館に飛び込んできたサキュバス。主人公によってメイドとして保護されて、3年。すっかり家事と毒舌が板についていた彼女に、大人の精を搾るサキュバスとして目醒めの日がやってきた……というシナリオの作品。

主人公に見えないところで赤面するツンデレな態度のさなちゃんが、サキュバスとしての性に目覚めた後は、牡の精を求める本能に従い、処女なのに積極的に、所々煽るように前戯からセックスへと誘っていく、という流れでHへと進んでいきます。本番ありのHシーンは2回ほど。描写は濃くはないものの、そこそこ尺は長めです。

本能に目醒める際に、お互い好意を伝えあっていることもあって、一方的に搾られるような関係になることもなく、かといって重すぎることもなく進んでいき、最初から最後まで通しで見ても30分～40分程度で見終わってしまうくらいです。

『あまあま』、『女性主導』、『メイド』、『サキュバス』が好きで、絵に惹かれたならおすすめです。

魔王を倒した女勇者だが、今わの際に魔王は遠い未来に自身の復活を予言する。それを師匠に相談したところ、強い男と子孫を残せばいい、そのために修行だ!と口車に乗せられる処女&ある意味無垢な女勇者……が性技で男100斬りを目指すというシナリオの短編BFRPG。

Hアニメーションはドットが粗いが、動きはなめらかで、主人公のシアを中心に和姦も強姦、逆レイプと様々なシーンがある。私としては、主人公シアの普段の性格、戦闘時の責めセリフ、表情と合わせて実用性は高いように感じられた。この辺りの許容は人によると思うので、1度体験版をプレイするのをお勧めする。

戦闘システムは、ターン制バトルを基本に『通常攻撃』が手コキに、他の前戯、体位は『特技』や『魔法』に相当する扱いとなっており、『胸』、『足』といった属性が設定されている。この属性が、相手の性癖(弱点)とマッチするかによって、与えるダメージが増減するようになっていて、装備でさらに、ステータスや属性技の威力を上げられる等々、結構工夫できるようになっている……のだが、主人公のシアは様々な性技を覚えるのに対して、仲間2人は決まった属性の技しか覚えないため、一度に雑多な性癖の敵と戦うようになると、戦力にするのが厳しくなり、難易度は全体に高めとなっている印象。

無限に湧く雑魚を倒してレベリングもできないので、強化のための装備購入には道中でのお届け物イベントを繰り返して小銭を稼ぐ必要があるなど、やり方によっては作業感が出てしまうかもしれない面も。戦闘中に何度もアニメーションが挿入されるのも、人によっては苦痛になるかもしれない。

私としては、回想でアニメーション(モーション)しか閲覧できなかったのが残念。敵の数と技の組み合わせなど、特定の条件でしか見られないアニメやセリフも良かったので、フリーバトルがあれば、もっと、と感じてしまった。