ファンタジー攻め受け両好き的赏析一览

30代、独身、フリーターでおまけにハゲデブ童貞、趣味はゲームという現実世界ではある意味ありふれた男『茂部(モブ)男』。ある日、自宅に帰ると可愛いがどこか地味な顔の魔女『カレン』に、存在意義を失い、存在が消えそうになっている、異世界の人々を救ってほしいと頼まれ、異世界のとある村へ降り立つことに。ただし、助ける方法はエロ行為という、一見ご都合主義に見えるシナリオ。

数年前に流行り、最近では1つのジャンルにもなっている『モブ姦』。それをアカラサマに表に出している作品であるが、この作品の肝はそこではない。

ゲームの世界に主人公が入り込み、同じ言動を繰り返すNPCを好きに犯して満足感を得る、しかし、世界もNPCも何も変わらない……そんな狂気を感じることさえ『モブ姦』作品が多い中、その流れに一石を投じた、あるいは正反対の方向に走っているような作品。何しろ、この作品の彼ら彼女らはには名前も意志もあり、異世界で実際に生きているわけですから。

エロシーンも悪くない、むしろキャラのノリは良く、結構簡単に行為に応じてくれる上、描写も丁寧。主人公のキャラクターが外見とは裏腹に好漢と言っていい性格のためか、ストレスも少なくプレイできる。

ファンタジーRPGの愛好家、ストーリーやキャラクター設定が好きな方、クリエイターとして作品を作り出す活動をした方、世に作品を出した経験がなくとも、自分の脳内で完結した『妄想』、『空想』であったとしても、自分で自分なりの物語を作った経験がある方。そんな方に、ぜひ1度プレイして頂きたい作品。
本編だけでなく、クリア後の画面変化、追加された人物事典など、人の心を揺さぶる表現が見事。

この作品は舞台は村1つの短編だが、町や地方全域へと活動を広げる続編や現代世界の友人知人を主人公に据えたスピンアウト作品も出るなど、まだまだ続いている。

勇者ではない漢の物語の原点、ぜひ、手に取って頂きたい。

偶然、援助交際をしている友人を見かけてしまい、確認のために問い詰めたところで、もらえる報酬を聞き、お金に余裕がないことから、本番なし、軽くいじめるだけの援助交際をお試しにすることに……という感じで、物話は始まります。

援助交際ということで、制服を着てのプレイがほとんど。プレイの傾向としては、『見抜き』、『手コキ』、『足コキ』、『フェラ』、『正常位』、『騎乗位』など。四つん這いになった男の上に座って手でスパンキングする場面もありますが、流血や痛々しい傷などの表現はなく、SMとしてはかなりライトな方です。

道具を使うことも少なく、最初のほうのプレイで、男側が目隠しマスクと手錠している以外では、最後の場面で、リボンで肉棒の根元を縛って疑似的な射精管理をするのと、主人公が網目状の下着を着るくらいです。

個人的に、この作品の売りは、主人公JKと中年男との関係性にあると思います。処女で未経験だけど、お金に余裕もないから仕方なしに、本番なしでお試しに1度、ということでやってきた主人公が中年男にリードされつつ、徐々にプレイに慣れ、ノリで処女喪失、最終的にはお嬢様と使用人のような主従プレイをする関係に変わっていきます。中年男も終始紳士的で、主人公に本番を強要することなどもなく(奉仕させてください!と積極性を見せることはあり)、逆に本番行為を行おうとする主人公を止めようとしたりします(2回目以降は割と簡単に応じていますが)。

JK視点で丁寧に語られる、恋愛関係ではないけれど、金銭のやり取りだけで成り立ち終わる、割り切った関係ではない、もしかすると、もっと発展していくかもしれない関係、それが強調されていたように感じられました。

『売春/援助交際』、『男性受け』、『制服』が好きな人にオススメ。本格的なSMを求める方には物足りないかもしれません。

同サークルの処女作『風魔ミナ TheGame』の続編。不死身の女忍者ミナを主人公とした3Dアクションゲームです。

ゲームとしては、前作『シンデレラ・エスケープ2Revenge』の無双ゲーに近い操作性を踏襲していますが、1度に相手をする敵の数が減った一方で、敵1体1体がかなり固く(防具や服が破壊されない限りはダメージを受けても隙ができない)、攻撃力も高く設定されており、防御をしっかりしていかないと低レベルの雑魚敵にコンボを決められて秒殺されることもあるほど。

シナリオを進めるためのメインクエストと資金と経験値稼ぎのためのサブクエストがあり、それをクリアしていく形式になっていますが、クエストの発生している場所が解るように地図に印が出るなど、無駄な時間を掛けないように配慮がされているように感じられました。

制作者様は台湾の方だそうですが、作中の日本語はほぼ違和感なくプレイできるくらいしっかりと翻訳されています。そして、緊縛やSMへの興味から始まってゲーム制作へ至っただけあって、捕縛・拷問時の動き(鞭や電撃などで仰け反る、拘束を解こうとしてもがく、口枷をつけていると発音が変化などなど)はとても素晴らしいものとなっています。

主人公の不死身や忍者という設定を緊縛・拷問といったシーンが発生する過程とうまく組み合わせている点も見事。同人アクションゲームでここまでこだわって表現しているのは本当にすごい。

注意点としては、エロに関するシーンも緊縛・SM(拷問)に特化していて、本番や前戯といったシーンはほぼない点(そもそも、モブ以外の男性キャラクターがほとんど登場しない)。登場人物の多くが女性のため、人によってはレズ?と感じる部分もあるかもしれないので、苦手な方は注意が必要かもしれません。

本番HシーンはなくてもOK、『SM』『緊縛』『ボンテージ』が好きで、アクションゲームが苦手でないならオススメです。

人がいて、魔物がいて、勇者なんてのもいて、人と魔物の間に根強い溝のあるそんな世界。勇者率いる討伐隊に住んでいた村を襲われ、命からがら主人公の住む人里離れた館に飛び込んできたサキュバス。主人公によってメイドとして保護されて、3年。すっかり家事と毒舌が板についていた彼女に、大人の精を搾るサキュバスとして目醒めの日がやってきた……というシナリオの作品。

主人公に見えないところで赤面するツンデレな態度のさなちゃんが、サキュバスとしての性に目覚めた後は、牡の精を求める本能に従い、処女なのに積極的に、所々煽るように前戯からセックスへと誘っていく、という流れでHへと進んでいきます。本番ありのHシーンは2回ほど。描写は濃くはないものの、そこそこ尺は長めです。

本能に目醒める際に、お互い好意を伝えあっていることもあって、一方的に搾られるような関係になることもなく、かといって重すぎることもなく進んでいき、最初から最後まで通しで見ても30分～40分程度で見終わってしまうくらいです。

『あまあま』、『女性主導』、『メイド』、『サキュバス』が好きで、絵に惹かれたならおすすめです。

魔王を倒した女勇者だが、今わの際に魔王は遠い未来に自身の復活を予言する。それを師匠に相談したところ、強い男と子孫を残せばいい、そのために修行だ!と口車に乗せられる処女&ある意味無垢な女勇者……が性技で男100斬りを目指すというシナリオの短編BFRPG。

Hアニメーションはドットが粗いが、動きはなめらかで、主人公のシアを中心に和姦も強姦、逆レイプと様々なシーンがある。私としては、主人公シアの普段の性格、戦闘時の責めセリフ、表情と合わせて実用性は高いように感じられた。この辺りの許容は人によると思うので、1度体験版をプレイするのをお勧めする。

戦闘システムは、ターン制バトルを基本に『通常攻撃』が手コキに、他の前戯、体位は『特技』や『魔法』に相当する扱いとなっており、『胸』、『足』といった属性が設定されている。この属性が、相手の性癖(弱点)とマッチするかによって、与えるダメージが増減するようになっていて、装備でさらに、ステータスや属性技の威力を上げられる等々、結構工夫できるようになっている……のだが、主人公のシアは様々な性技を覚えるのに対して、仲間2人は決まった属性の技しか覚えないため、一度に雑多な性癖の敵と戦うようになると、戦力にするのが厳しくなり、難易度は全体に高めとなっている印象。

無限に湧く雑魚を倒してレベリングもできないので、強化のための装備購入には道中でのお届け物イベントを繰り返して小銭を稼ぐ必要があるなど、やり方によっては作業感が出てしまうかもしれない面も。戦闘中に何度もアニメーションが挿入されるのも、人によっては苦痛になるかもしれない。

私としては、回想でアニメーション(モーション)しか閲覧できなかったのが残念。敵の数と技の組み合わせなど、特定の条件でしか見られないアニメやセリフも良かったので、フリーバトルがあれば、もっと、と感じてしまった。

行方不明になった退魔士仲間の情報を得るために、SM女王のような恰好をした女退魔士が妖魔から聞き出した、元退魔関係者の裏切者から情報を得ようとしたが、力及ばず捕えられ…といったシナリオで始まる作品。

所々、裏切者との因縁(主人公の女性が過去に調教されて、裏切者の男に隷属していたと思われる描写)が挿入され、最初にSM女王様のような雰囲気で男妖魔を圧倒して捕え、情報を引き出していた姿とは一変して、しっかり堕とされている姿には、良いギャップと独特のエロさを感じさせられました(私個人としては、最初の対妖魔の場面で、捕えた男妖魔に対し、女性優位のSMないし性的な責めがあると尚ギャップが強調されてよかったと感じましたが。せっかくSM女王様な恰好をしていたので)。

話自体はこの作品で完結せず、男から得た情報でさらに探索が続いていくことが察せられる形で結びとなっています。

しかし、作品の一連の流れを見ると、強い退魔師である女主人公があっさりと特別な力を使う様子もない男に捕まって、再調教される。そして調教が終わるとあっさりと主人公を解放して、情報を渡している裏切者。なんというか、こういう形で逢瀬兼情報料の受け渡しを何度もしているのでは……などと想像してしまいました。
過去も含め、ぜひまた見たくなる2人ですね。
作品紹介の絵と雰囲気が股間の琴線に触れたなら、おすすめです。

同サークル様の過去作をいくつか見せて頂いて、今回の作品を見て感じたこととして、主人公とサキュバスの距離感がかなり違うと感じられた。

多くの過去作では、サキュバス(魔王・宿敵)と主人公(勇者・冒険者)は敵対関係にあり、倒すために旅をするなり依頼を受けるなりして、サキュバスと戦うか嵌められるかして敗北。その後は性的に屈服させられ絶対服従する性奴隷(ペット)に堕とされる、というのが流れだったが、今作では、主人公とサキュバスが明確な敵対関係にない。

主人公が人間を相手にすることも多い騎士(元傭兵)で魔物を強く敵対視しておらず、別の目的があることもあってか、サキュバスからの色仕掛けにも激しく抵抗せず(抵抗はしているが、非協力的でないこともあってか、ある種割り切った仲間か相棒ポジに早々に落ち着いている印象)、後日談でもそれは大きく変わっていない(性的にはサキュバス上位・逆転無しは最初から変わらないが)。

サキュバス側も、今までと違って『憑りついた』ことで、主人公の目的の旅に同行する形となり、その過程で主人公に惚れる切っ掛けや自分の都合だけを優先して行動せずに、主人公に対して筋を通す一面なども描写されるなど、エロシーン以外のシナリオも濃くなっている。

くり返しになってしまうかもしれないが、勇者主人公がダンジョンの奥で待ち受けるボスに敗北して性的な調教を受けて絶対服従の性奴隷(ペット)へ、と言う流れではないので、そういう展開が好みだという人からすると、過去作のほうがよかったと感じるかもしれない。

サークルムハキヤ様から出ているシリーズの第1弾にして、良い意味で大味な作品。
敵地に侵入した真面目一徹な男の忍びが、情報を漏らさないために尋問に耐えていると、新たに2人のくノ一が尋問担当となり、苦痛ではなく快楽で堕とす方向に切り換えられて責められていく……といったシナリオ。

登場するくノ一2人は、凛としたポニーテールとおしとやか口調のショートボブ、プレイでも多少薬品を使う以外では、手コキ、フェラ、パイズリ、騎乗逆レイプ、3Pと、登場人物の属性的にも、尋問プレイの内容的にも、あまり奇をてらうようなものもないため『男性受け』、『逆レイプ』、『くノ一』が好きで、くノ一尋問シリーズを未プレイなら、まずはこれからおすすめしたい。

CG上での流血や四肢欠損などの苦痛表現はなく、最終的に主人公が用済みとなり、嘲笑されて破滅するような展開にもならないので、リョナ・鬱・破滅END展開が苦手な人にもおすすめ。

10年以上前に発売された、性奴調教育成SLG。
自分の望んだ通りの女性を生み出せるという魔導書を手に入れた学生が、その能力に目を付けた裏の組織の誘いに乗って女性を性奴隷に調教する調教師として活動していくというシナリオ。

主人公の外見と魔導書から生み出す女性は、自由にキャラエディットすることができ、さらに主人公が経験を積む、新たな魔導書を手に入れる、悪魔と契約をする、などをすることでできることが増えていく等やり込み要素が強い。
メインシナリオでのエンディングが用意されていないものの、逆に言えば時間的制約がないため、自分の思うように性奴隷を育成することができる。また、組織に育成した奴隷を納品するのを繰り返す作業ゲーではなく、組織の宴に全裸の奴隷を連れていく、珍しい経歴を持つ奴隷をオークションで競り落とす、育成した奴隷をほかの調教師が調教した奴隷と競合させる、育成の終わった奴隷を自分の助手として登用し新しい奴隷の調教を手伝わせる、組織から奴隷を預かって依頼通りに調教するなど、できることが多くなかなか飽きさせない。

難点があるとすれば、エディットパーツが少ない、後半のシナリオが薄いなどあるが、それは同様の作品も少ない10年前ということを考えれば仕方のないことでもある。

ただ奴隷の調教と納品を繰り返す以外にもできることが多く、『調教SLG』というよりも、『調教師SLG』といった方が正しいように感じられる作品。

すでに同シリーズ直系の後継作品が制作されなくなって久しいものの、後の直系シリーズや派生シリーズで失われたり、簡易化されてしまったシステムが多く搭載され、今だ独自性を保っている。
プレイするなら、パワーアップ集である『カスタム隷奴II+』を同時購入することを強くお勧めしたい。

善良な貴族である主人公に救われた2人の少女。主人公を慕いつつ恩を返すために、メイドとして働く、となると王道の設定なのですが、1つ問題がありました。それはご主人様(主人公)はかなり重度のMだったのです…。
といったシナリオの作品。

CG集ですが、SMプレイの画像だけでなく、現在～プレイ至るまでのヒロイン達の経緯と心理(ご主人様への感謝、ご主人様の性癖を知っての戸惑いと理解、苦痛を与えるSMへの抵抗など)が丁寧に描写されており、シナリオや展開にも全編通して違和感を感じませんでした。
プレイ内容は、鞭打ち、蝋燭、スパンキング、踏付け、焼印とかなりハードなプレイが多いですが、それもそれまでの経緯がしっかりと説明されていることから、ご主人様とメイド2人の間にある『忠誠』『信頼』『思慕』『感謝』などの感情を読み取ることができ、最後の2人からの焼印プレイに至るまで、まさに『愛あるSM』であり、一種の愛の形だと感じることができました。
ただ、肉体改造、四肢切断などはないものの、鞭の跡など苦痛表現はかなり濃く描かれているので、苦痛を伴うSMに抵抗の強い方は注意した方がいいかもしれません。