名無しの案山子さんのレビュー一覧

体験版を聴けば分かりますが、結構尻軽なところがあるナツキちゃん。曰く「流されやすい」とのこと。
ビッチですが、遊んでいるというより、尽くす性格が仇になってる感じの子なのでしょう。求められたら応えちゃう的な。

ですが、そんなナツキちゃんにも守り続けてきた一線があり・・・。

カレシが何回も変わったり、カレシ以外とエッチしちゃったり・・・でも、あなたに見られることを思ってシェイプアップに励んで、愛しい言葉をかけられるとときめいて・・・。
ナツキちゃんを受け入れるかどうかはあなた次第です。


演出面。
長時間のキスはムードが盛り上がって、かなり良かったです。
絶頂後に気怠い感じのまま、キスを求めてくるところも非常に良いです。　絶頂後、女の子がケロッとしてる作品もあるので、これは射精の余韻に浸れて良かったです。
ピロートークは大事ですね。満足感的にも物語的にも。
ゴム有りH時のピストン音が、ちょっと硬い感じで違和感。生との差を演出するためなのでしょうが。　SE有り無し選べるのでそこまで問題ではありませんが。

まー何と言っても100個もの応援台詞を考えられるのが凄いです。
こんなに人を応援する言葉・シチュエーションってあるんですね。胸があったかくなります。

イラストはロリ系ですがそんなに幼い感じではなく、語彙力不足ですみませんが、美少女声です。かっわええ……。

「ダーリン」呼びがバカップルみたいで最初は奇妙に感じますが、甘えん坊感が出ていて結構良かったです。

トラック5の、猫耳を付けて語尾に「にゃ」のおねだりにはやられました。
ちょっと恥ずかしそうな感じが余計にそそられるんですよね。

イジワルされて、でもそれが嬉しそうな恥ずかしがり屋でMな彼女。これはオススメです。

オフィスラブって良いですね。
先輩に優しく手ほどきされるってのもツボです。

先輩にリードされる作品ですが、先輩の方が恋焦がれていた感じですね。
誘っている時は年上の余裕を見せつけてくれるのですが、本番になるとアンアン感じてくれるのが可愛いです。

和な雰囲気で上品なのにお漏らしっ娘というのが、倒錯的で面白いですね。

獣娘作品は、人懐っこかったりちょっとおバカな子が多いイメージだったので、そういう意味でもギャップの大きい作品。

獣属性だけでなく、京都弁というのもそそられました。

トラック1では『貴方』とその部屋の様子が描かれるのですが、綺麗好きで家事万能とのことで「感情移入できるかな?」と不安でしたが、トラック1以降は『貴方』のキャラクター性が必要以上に出しゃばることなく、ちゃんと彼女とのエッチを楽しめました。

ツンデレのタイプとしては「恥ずかしくて素直になれない」系でしょうか。
「キスしてエッチなムードにして欲しい」とねだる彼女にキスしてあげると次第にデレデレになって、すごく献身的でエッチな彼女になってくれます。

恥じらいはあるけど感じやすくて献身的ってのはすごくツボです。
ところどころに散りばめられている女子心が可愛いですね。

この作品、女の子が絶頂しまくるんですが、その演技がかなり良いです。息も絶え絶えの感じと恍惚感が非常にエロいです。
素のシーンの喋りも安定していて上手ですし可愛いですし、オススメです。

シーン2では69でお互いに舐め合うものの、カレシのツボを押さえ尽くした叶ちゃんにイかされまくります。
かなり一方的にヤられますがカレシへの愛が溢れる系フェラなので、エロいですが可愛らしいです。


そんなに多くないのですが、「エロ」ってワードの言い方が可愛くって堪らない。
個人的見解ですけど、女の人って「エッチ」より「エロ」って単語の方が恥ずかしそうにしますよね?　生々しい感じがするのかな。

女の子の気持ちがすごく丁寧に描かれている作品。抜き特化ゲーかと思っていたら嬉しい誤算。

特に、いすずちゃんの純情一途な幼馴染キャラが愛おしすぎて、生徒会長ルートを選ぶ際のいすずちゃんへの罪悪感が半端ないです。
ですがシナリオライターさんもそれは承知のようで、どちらのルートでも、選ばれなかった女の子へのフォローがしっかりしています。

エロは濃厚だが恋愛もしっかり。男心と女心の描写が秀逸。実は王道ストーリー。オススメです。

ちなみに早期購入特典は2017年8月22日の段階でも付属されていて嬉しかったです。

酷く虐げられた過去を持つのですが、『スーパー下手くそ・ネガティヴ・一々余計なことを言う』というちょっと自業自得な面も。人の気持ちを逆撫でするのは上手です……w
キャラ的には「残念な美人」に属するでしょうか。

俺は何度か頭をシバきたくなりましたが、カウンセラーの気持ちで我慢しましょう。どうすれば良いかを知らないだけの娘なのです。

ちなみに、一度も上手くいったことが無いので実質処女です。
『アナタ』に優しくしてもらって初めて濡れて、ちゃんとできるようになったようで。


優しくしてもらったことが無い不憫な女の子を、放っておけないタイプの方は良いかもしれません。

とにかく絵が上手い。女の子の顔を美人に描ける作家さん。
中でも、桃ちゃんが美人すぎる。エッチしてない時の澄ました表情がたまらない。
むしろ、乱れた表情は苦手なのかなと。快感を堪えている段階の方がエロい。

雑誌掲載作品の短編集なので、ページ数に制限があってストーリーが駆け足気味なのですが、オチの付け方がどの作品も工夫してあって読後感が良いです。

また、ストーリーが駆け足気味ということは『エロページが多い』ということ。前戯からしっかり描いています。
キスとフェラが多いのも魅力的。

男女の心情やコミカルな部分も安定して描けるようなので、中編・長編とは言わず、ページ数割り増しの読み切りを読んでみたいと思う作家さん。