ぴいひょろ的鑒賞一覽
評論家排行榜 | 43名 | (有幫助的數量:493件) |
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投稿數排名 | 78名 | (鑒賞總數:259件) |
2016年04月25日
美麗で素朴なドット表現とハードな描写で評価が高い『水晶物語』の外伝です。
今回は前作主人公の妹・ツバメを主役に、ガッツリ18禁の短編に仕上がっていました。
前作をやっていなくても、セリフ中に出てくる人物名にはヘルプが付いていたりする親切設計。
シチュエーションも豊富でものによっては3段階ぐらい変化する上、到底一周では埋めきれないぐらい分岐や派生もかなり多い模様。
ツクールの仕様上、セーブ箇所が4つしかないのは残念ですが、一周が短いのでサクサクと何週も出来るのでそこまで気にはなりませんでした。
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冒険者見習い3人娘がクエストをこなしつつ難事件を解決していく、というオーソドックスなRPGですが、ゲームの押さえるべき所をしっかり押さえたレベルの高い作品です。
オート戦闘でストレスフリーな雑魚戦とそこそこ手強いボス戦のバランスや、余計な部分を削ぎ落したわかりやすいスキル・装備品管理など、システム周りがよく出来ており実にサクサク進められます。エンカウントがゲージ式になっているのも調整がやりやすく美点です。
ストーリーも三人のキャラクターの良さがうまく出ていました。
エロは敗北シーンや街中でのイベントなど三者三様でどれもなかなかに濃厚です。
2016年03月20日
マップ上の仕掛け扉などを使いながら、姫を助けに来た女騎士を追い詰めていく一風変わったRPGです。
マンガ形式で進むエロシーンやジャンケン的な戦闘システムなど、凝ったシステムも特徴的ですが、個人的にはシックで美麗なグラフィックがひと昔前の硬派なファンタジーRPGやSLGを思い起こさせてとても気に入りました。
そんな渋さに、今風のカワイイキャラ造形が上手い具合にマッチしています。
短編ですがお値段も相応にお手頃なので買って損はしないでしょう。
今後の作品を楽しみにさせるデビュー作です。
2016年02月29日
いじめられっ子が二人のヒロインに催眠をかけ、意のままに操る(エロ方面で)ゲームですが、催眠完了までが3段階のパートに分かれておりゲーム性もそこそこあります。
まず昼間に前段階として導入催眠をかけ、放課後人払いをした保健室に呼び出し深層心理へダイブ、深層に到達したら適宜キーワードを使って狙いのプレイを探っていく…という感じ。
導入催眠と最後の催眠は相手の反応を見ながらの選択肢ですが、深層心理へのダイブは障害を倒しながら迷路を踏破するもので、ここでの攻略具合によってはヒロイン同士の人間関係やイジメの背景なんかも窺い知れます。
プレイ内容も徐々に堕としていく感じで、ゲーム部分も併せて「過程」を重視する人におススメできる作品です。
2016年02月28日
主人公であるメルティナ姫は、婚約者と彼が治める城を守るため迫りくる敵の軍勢を迎え撃つ――
非力な姫ですが、味方の魔術師の「秘密兵器」によって、ほぼ一撃で敵軍を葬れる魔法が使えるようになります。
た・だ・し、魔法を使うための魔力の補充には男の精が必要で……という半合意型のNTR作品です。
肝は婚約者の精は魔力が低い→魔力量の多い他人(婚約者の異母兄や城の商人、騎士や不特定多数の兵士など)に精を貰わなくてはならない、という設定です。
これにより姫自身も婚約者も合意の上でのNTRがバリエーション豊かに展開されます。回を重ねるごとに淫らになっていく姫も見どころかな。
城を守る戦闘自体は1周5回程度で、魔法をぶっ放していれば多くても2ターンぐらいで終わります。お好みの相手にNTRれながらサクサク進めてエンディング、レベルを持越し次の周回へ……というのが苦にならない親切設計だと思いました。
射精を受けた時に姫の下腹部に紋章が浮かび上がる演出もgoodです。
2016年01月17日
序章(体験版部分)では、各々の事情から心に傷を抱えたヒロインたちによる金〇先生さながらの青春ドラマが展開され、「エエ話や…(ホロリ」と来るのですが、そんな「イイ話」には裏があって……というお話。
ヒロインを救うために打った初手が日常に致命的な穴を空けてしまい、一旦は終息したと思われていたそれが知らぬ間にどんどん広がっていき、ついには救われたと思っていたヒロインまでもが泥沼に頭の先まで浸かってしまっていた……時既に遅し。
あの青春ドラマはどこへ行ったのか!という、ただヒロインがNTRされるだけではない、なんというか世界そのものが「お前には綺麗に見えてたんだろうけど実はこんなにドロドロのグチャグチャなんだぜゲヘヘ」と真実を突き付けられ、ひっくり返される感覚。
素晴らしい胸糞の悪さ(褒め言葉)で、NTR好きなら大満足できるんじゃないでしょうか。
テンポの良いコミカルな日常パートも、NTRの絶望感を引き立たせるのにいい味付けになっています。
2015年12月25日
主人公は凡庸な善人ですが、運と間が悪く思慮もちょっと足りない、良くも悪くも「ふつうの人」。
それが幼馴染や義妹たちヒロインを狙う外道勇者が付け入る隙になり、主人公がやることなすことはどんどんドツボにはまっていきます……戦闘でもストーリーでも、客観的に見れば主人公は完全にヒロインたちの足枷です。頼みの綱であるヒロインとの心の繋がりも、外道たちの計略・暴虐によって壊れていきます。
「選ばれし者」のストーリーに分不相応なモブが混じってしまった悲劇(喜劇?)とでも言えましょうか。主人公に感情移入すると悶絶すること請け合いです。
NTRシーンも不意打ちだったり、本番までに「溜め」があったりと、過程がうまく描かれていて実用的でした。
2015年11月04日
理由の見えない男女隔離政策、強制される化け物との戦い……暴力と諦念、欲望と絶望が麻薬的に人々の心を荒廃させていくディストピア的世界。
そんな劣悪な世界から妻と娘を守るため、主人公は為政者と半ば無理矢理取り引きをさせられ、化け物の親玉を駆除する任務を負わされます。
妻or娘は人質として娼館に押し込められ、主人公が定期的に課せられる闘技場での戦いの「掛け金」に。エロは主に闘技場での敗北や、ストーリーの過程で主人公からは見えない「裏側」として描写され、これがNTR感を否が応にも高めて来ます。
ルートは大きく分けて任務のパートナーである妻or娘の二択。両者とも容姿や性格、戦闘スタイルも全く異なるため、周回してもほぼ別のゲームとして楽しむことができました。グッド(なのだろうか…)エンド、バッドエンドがそれぞれ用意されているようです。
RPGとしての難易度もうまく整えられており、多くの謎や起伏に富んだストーリーも秀逸です。悪役やサブキャラも判で押したような人物造形ではなく、どこか屈折していたり、已むに已まれぬ思いを秘めていたり、一筋縄ではいかない両義的な人間が多く、それが世界観とうまくマッチしていてとても魅力的でした。
2015年10月17日
私のようなシリーズ常連の方にはもはやお馴染みな、やり応え十分の長編RPGです。
レベル上昇スピードや、素材集めの簡易化など、今作はこれまでの作品に比べて敷居が低く設定されている印象を受けました。それでもRPG部分のウエイトが大きいのは確かなので、ともすれば作業的にも感じられる要素が苦手な方は、体験版で内容をよく吟味してから判断された方が賢明です。
また、今作は周回ごとにストーリーの深部が垣間見える作りになっており、「強くてニューゲーム」や長いエロシーンスキップ機能も相まって、周回プレイの億劫さが減っています。
3人のヒロインがそれぞれ全く違った魅力・立場・視点の持ち主なのも、ルートの差別化が際立って面白いですね。
エロシーンは文章のみですが、文章と効果音でうまく表現されています。シチュエーションは異種姦や対人(多人数)が多めな印象でした。また、今後のアップデートでNTRルートが追加予定とのことで、そちらも楽しみです。
さらに、今回から回想にシーン突入直前のやりとりが含まれており、絵なしでシチュエーション重視のシーンが多い本作にとっては嬉しい追加要素でした。
2015年09月18日
NTRモノではありますが、消極性ダメ男っぽい主人公が片思いしてるだけで、NTR自体はさほどキツイものではありません。どちらかというと、少々性に奔放なカップルに未練タラタラな主人公……と言ったところでしょうか。
「NTRは後味が悪くてちょっと……」という方でもこれなら大丈夫かも?
CGもクオリティが高く、特に快楽に溺れるヒロインの表情や、外見がだんだん艶っぽくなっていく変化が上手く描かれていてGoodです。