クロボンさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | - | (役に立った数:586件) |
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投稿数ランキング | - | (総レビュー数:116件) |
2016年09月20日
まず、「女騎士を打ち倒し陵辱!成人向けファンタジー短編RPG」という説明の通り、メインビジュアルではわかりづらいのですが、プレイヤーはオークの群集を率いる猛者、エスクラド(メインビジュアルですと、後ろの方にいます)となり、女騎士ディーナ率いる騎士たちと闘い、最終的にはディーナを倒し、凌辱するという内容のゲームです。
他のレビュアー様のレビューにも挙がっているように、基本的には後だし? ジャンケン(文章で相手の次の手がわかる仕様です)のようなルールの戦闘システムで、難易度はかなり易しめとなっています。プレイヤーの裁量としては、速攻でディーナを倒してもよいし、色々と戦略を考えてディーナを追い詰めてもよし(特殊条件下ですと凌辱シーンが切り替わるなど細かい仕様になっています)と、短編のRPG(ADV)としては、丁寧かつ緻密な内容となっていますので、シチュに興味が湧く、という方はぜひ購入を検討されてみてはと思います。
凌辱シチュとしてはある意味、王道的かもしれませんが、短編の尺で高密度かつ特徴的なシステムの戦闘とかなり意欲的な作品となっていますので、筆者が語る間でもなく、DL数が8000越えという人気を博しているのだと考えます。
筆者の個人的な感想としては、背景世界が作者様の中ではかなり緻密に組まれているんだろうな、と想像できる点が、好印象でした。本編自体は1時間未満の短編なのですが、背景世界の説明については結構な尺が取られており、惹き込まれる魅力があったので、世界観を引き継いだ作品群が生まれることを読み手としては期待してしまいます。
なお、エロシーンについても意欲的で、コミック形式となっていますが、特に違和感もなく、エロい演出が為されていると感じましたので、意欲的な内容ですが、安心してプレイできる作品だと思います。
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2016年09月08日
当サークル様の作品は初見の者のレビューです。
まず、他のレビュアー様のレビューでも挙がっているように、ア○スソフトさんの『戦国ラ○ス』のパロディが主な内容となります。とはいえ、リスペクトの程度はフレーバーや一部キャラ程度のものですので、物凄く思い入れのあるユーザー様でなければ気にならないと筆者は思います。
ゲーム内容ですが、よくあるような戦略SLG(内政や侵略)と、戦闘面はリアルタイムSLGで構成されています。前者については『~の野望』シリーズをものすごく簡潔にしたような内容で、「内政や侵略の失敗で、ジリ貧になってゲームオーバー」という王道コースは生じないよう工夫がされています。
後者については、リアルタイムSLGですが、特段難しいこともなく、直観的に操作してもサクサク進める程度の難易度となっています。こちらの方は類似した作品を筆者はあまり知らないのですが、ス○ウェア・エ○ックスさんの『半○英雄』シリーズがそれに近いのではないかと思います。なお、主人公や武将が直接戦うことはなく、ドットキャラ同士がワーワーと群がって戦う感じです(軍を率いている武将により強さや属性、兵種が変化します)。
エロシーンについては、かなりのキャラクター数が用意されているのが、このゲームのウリではないかと思います。筆者がプレイした段階では約40名のキャラ(キャラによって多少の扱いの優遇・不遇はありますが)分のシーンが用意されており、BVGやCGを「揺らす」ことでピストンの激しさを表現するなど細かい演出があり、エロい演出が為されていると思います。エロシーンを介してキャラを強化することができるので、SLG部分との兼ね合いを考えると(差分はありますが、基本1キャラ1シーンのみの仕様です)何回か同じエロシーンを観ることになり、少しテンポの悪さが気になりますが、許容範囲であると思います。
2016年09月07日
「ロリ」「サキュバス」と中々ニッチな属性が揃っている動画作品は希少かと思い、プレイしての感想です。
まず、サークル様が謳っているように、「イラストシェード3D」(2Dイラスト→3Dモデルへの加工をしている)の動画作品ですので、「3Dモデル感が薄いが、3Dモデルなので多様な動きや視点変更ができる」というのが、本作品の強みであり、最大の魅力であると筆者は思います。
ゲーム内容もそれに乗っ取ったものであり、体位や視点のバリエーションが多様です。とにかく差分が多く、伴って、ボリュームが凄まじいことになっていますので、一見の価値ありかと思います。
あえて、難癖をつけるならば動画のチャプター(=シーン)構成でしょうか。基本、本作はチャプターのスキップ・リターンのみの進行ですので、実用性としては、十分に官能が高まったところで、フィニッシュに移行すればよいのですが、作品全体として観ると、1チャプターが結構長めで丁寧に作られていることもあり、下手にスキップするとシナリオ上? となってしまう可能性があるので注意が必要です。とはいえ、近頃、DLsite様でお勧めされていた動画作品群と比べると違和感を覚える程度ですので、作品の価値を貶める要素ではないかと思います。
シチュエーションとしては、他に意中の相手がいるロリサキュバスに吸精されるのですが、力が弱かったのか、竿役の方が主導権を奪い、犯していく、というエロ漫画にありそうな展開で、王道は外してはいないと思います。ただ、演出の上手さ(特に泣き顔は必見です)声優さんの演技(鉄板の大山チロルさんが演じています)もあってか、ヘタレな筆者は可哀想になってしまい、抜いている場合ではなくなってしまいました。筆者のようなヘタレ向けなのか、ED後に和姦のみのシーンも結構なボリュームで用意されていましたので、安心? です。また、後読感も良好でした。
2016年09月01日
筆者はSFC世代の人間なので、子どものころに聖○伝説シリーズにどハマりしていたのですが、今日びニッチなジャンルとなってしまったので、モンスターとの絡みのない、原作のダークファンタジー要素(ブラックマーケット等)がない18禁ものは珍しいので、それだけで価値があるように感じます。
ゲームの内容ですが、
1 リースにお酒を飲ませるパート
2 酔わせたリースとのエロシーン
3 エンディング
とすごく簡潔な内容となっています。
1については、マウス操作のクレーンゲーム? のようなもので(主人公か)リースにお酒を持っていくパートがあります。
2は1の内容がどれだけ反映されているのかがいまいちわかりづらいのですが、基本的にはおさわり→挿入→フィニッシュの流れで固定です。
3は可愛らしいアニメーションで〆とちょっと背徳感のあるシチュですが、終わりよければすべてよしですね。
1 2 にのパートついて、ある程度ゲームに慣れないと、マウス操作が上手くいかなくてもどかしい思いをすることになることが多いのではないかと感じましたが、数回プレイすると慣れる程度の「操作のクセ」でしたので、問題ないかと思います(筆者は2のパートの足を動かす・竿を動かすなどの挿入までのマウス操作が上手くいかず四苦八苦しました)。
長くなりましたが、このゲーム最大の特徴は可愛らしい絵柄のドット絵にあると思います。聖○伝説シリーズといえば、やはり緻密なドット絵が印象的で、エロに落とし込む際も3D表現というよりは、やはり原作ゲームのSDキャラの(ステ画面ではデフォルメでないドットも映りますし、設定画もありますが)ドット絵をモチーフにしていただいた方がより捗るのではないかと個人的には思います。本作は元々の作者様の
絵柄もあってか、原作のコミカルで表現豊かなドット絵に近いと筆者は感じました。
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筆者はBFが得意な方ではないのですが、ネット界隈で話題になっていましたので、プレイしてみての感想です。
例えがあまりよろしくないかもしれませんが、『メ○テン』シリーズの悪魔会話システムが好きな方でしたら、どハマりできる内容になっていると思います。
基本的に戦闘はBFで、悪魔会話的なやりとりを行いながら進むかたちになるのですが、日々バージョンアップされており、キャラ(夢魔)ごとの差異がとても緻密です。夢魔それぞれが本当に個性的に造られているので、独特な可愛らしさ・美しさがある絵柄も魅力的ですが、所謂「文章で抜ける」タイプの方には至宝の作品となっていますので、そのような性癖の方には是非おすすめしたいです。
ゲーム的にも『メ○テン』かな、と筆者は感じました。サークル様の意図するところは『ポ○モン』に近い感覚だったそうなのですが、先の悪魔会話的システムといい、強い夢魔を連れているとコストを食うなどマグネタイト的なものを彷彿させ、また、計画性をもって行動しないとゲームオーバーまっしぐらな難易度もあり、と「ゲーマーのためのゲーム」といった内容となっていますので、ア○ラスですとかフ○ムの少しマゾいゲームがお好きな方におすすめしたいゲーム内容となっていました。ただ『メ○テン』と大きく違うのは戦闘のテンポで、本作はBFという特徴もあってかあまり良好とはいえず、ある程度楽しんだら、走り抜け安定なバランスです。
世界観構成という意味でも成功していると思います。夢の世界の話ということで曖昧で不可思議なことばかりですが、世界を探索し、理解を深めていくという『デ○ンズソウル』や『ダー○ソウル』で再評価された探索型のRPGに類型できると思います。こちらの方もかなり緻密に創られており、凄くセンスのある作品だと感じました。
総評としては、「基本、買いでよい」と思います。
レビュアーが選んだジャンル
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2016年08月29日
原画を担当されている、絵師/漫画家のもくふう先生のファンなので、プレイしてみての感想です。
まず、複数の原画家さんを起用するかたちをとっているので、「これは、もくふう先生の絵だな」という感じの統一性のあるメインビジュアルに対して、ゲーム中の立ち絵やCGはズレを感じることが多いと思います。が、致命的にエロくないとか、構図が破綻しているなどの問題は生じていなかったと思いますので、ADVゲームとしては及第点と筆者は考えます。
内容についてですが、オーソドックスな紙芝居方式のADVで、各EDに至る条件も緩く、遊び易いゲームだと思います。加えて、同人ゲームとしては、ヒロインが4人と大目なので、総じてダラダラと中だるみしない程度の尺(サークル様の想定プレイ時間が長めに設定されているのはフルボイスを全て聴いている勘定のためです)で揃っていました。
ハチャメチャ系と自ら名乗っているだけあって、シナリオは商業作では無理だろうな、という要素が満載です。電波ソングから始まるOPからは、少しおバカな抜きゲーかな? という印象を受けるのですが、シナリオによってはホラーの領域に片足を突っ込んでいるような内容もあり、昨今の商業作が無難で、ストレスレスかつイチャラブ重視という方向に向かっているのに対して、本作は「やりたいことをやった」感が各シナリオから感じられ、例えはあまりよくないのかもしれませんが、『恋×シンアイ彼女』のような意欲作であると感じました。恋カケと異なる点は、経過こそ重い内容もありですが、最終的なゴールが基本、ハッピーエンドなところでしょうか。サークル様が謳っている、爽快な~という部分には1プレイヤーとしては疑問符をつけたくなりますが、終わりよければ全てよしなのはデカいです。
また、音楽や声優さんまわりはかなり豪華で、そこを考慮するとかなり良心的なお値段です。
前作の『ルゴーム砦の脱出』が個人的にツボでしたので、プレイしてみての感想です。
前作はゲームブック風のADV要素がとても強い、探索型RPGで、最大の魅力としては「プレイヤーが思いつくであろう行動や考えに対して、大体のレスポンスが用意されている」というところで、とても自由度が高く柔軟かつ丁寧な作品でした。
今作の話に戻すと、今回はオーソドックスな3DダンジョンRPGです。なので、前作の最大の魅力であった「自由度」は失われてしまいましたが、サークル様の特徴である絵柄や悲惨な状況下でもタフな精神をもつ主人公たち、独特のユーモアなど、魅力的な部分は継承されているので、前作が気に入った方は購入を検討されて、特に問題ないと思います。
雰囲気としては、既に他のレビュアー様があげていらっしゃるように、『メ○テン(ないしは初期のペ○ソナかSQシリーズ)』+クトゥルー神話とそれに対応する裏社会という結構レトロな世界観です。
クトゥルー神話については、筆者もそうですが、あまりレトロゲーに精通していないと、よくわからないという方もいらっしゃると思います。一応、簡潔に説明すると、歴史は100年ほどの架空の神話体系で、体系化するにあたって、TRPGを介しているため、元々ゲームとは親和性の高い概念です。設定や用語は結構難解なので、把握するのは相当骨ですが、元々の醍醐味が「恐怖」であり、特に「未知のもの、理解の及ばないものへの恐怖」への畏れやそれに伴う狂気、敬意などを重要視する世界観なので、ゲームをするにあたっては、むしろよく知らない方が、醍醐味を味わえると思います。
なお、近年ではクトゥルーリスペクト(≒コズミックホラー)の作品としては『ブ○ッドボーン』が有名ですが、あちらは雰囲気だけを継承しているのに対し、本作は神話の設定や用語(シェアード・ワード)がばっちり登場します。
レビュアーが選んだジャンル
2016年08月17日
他のレビュアー様方のレビューを参照していただければ、了解いただけることかと思いますが、サークル様のゲーム紹介文から引用しますと、
■ゲームシステム
レベル上げ要素のない簡単なRPGです。
というかイベントを見つけて進んでいくだけです。
エッチバトルもお手軽難易度です。
とありますが、これがこのゲームの全てであると思います。追記するならば、基本的にイベント(ADV)パートで、探索する要素はありますが、基本的に一本道である、というところでしょうか。
少し骨な部分としては、HシーンがRPGの体なので、シーンごとにHP・MP的なものを消費していくのですが、回復ポイントが一番最初のマップに固定であり、回復の必要性を感じたら、そこまで戻らなければならない、という点でしょうか。その点さえ許容できれば、他のレビュアー様が挙げていらっしゃるようにサクッと遊べる内容となっていますので、あまり時間をかけられない方などにはおすすめです。
なので、後は性癖的に合うか・合わないかだと思いますが、主人公のエルウィは、銀髪・巨乳・女騎士とフックとなる属性が盛り沢山のキャラですので、気になるユーザー様も多いのではないかと思います。
繰り返しになりますが、先に引用した■の内容がほぼ全てです。が、CV(Hシーンのみのパートボイスです)として、同人ゲームでは、甘い系の声の持ち主として有名な、誠樹ふぁんさんを起用しているところや、HシーンにRPGとしての演出が入ることを考慮すると、詰まる所、「RPG風の演出がついたCG集」に近い内容であり、それにCVまでついてくるので、コストパフォーマンスという意味ではかなり良心的な作品ではないかと筆者は考えます。
最後になってしまいましたが、絵柄は良好で、CGについてもエロい構図で組まれていたと思います。特にガーゴイル戦は必見です。
2016年08月16日
所謂「~のアトリエ」シリーズをリスペクトされた作品は、同人ゲームの界隈においては、そう珍しい物でもなく、結構な数の作品がリリースされていることと思います。
そんな中、筆者が思う、リスペクトものとしての魅力となる要素は、
1)演出・シナリオなどの面で、世界観構成に成功していること。
2)シリーズ特有のアイテムの調達および作成の過程が面白いこと。
であると思います。
本作について、上記の1、2について、他の作品と比べ、突出していると感じる点はありませんでした。が、題材に反して、意欲作であると感じたのが、最大の魅力であると筆者は考えます。
まず、第一にツールとして定番とは言い難い、RPGツクールMVによって作成されているという点です。MVは現時点では、メリット・デメリットを考慮すると、デメリットがまだ大きめのツールとして、認知されていることと思いますが、本作はあえて、ド定番な題材のものを、MVを使用して作成されており、「MVの機能を使うと、こういうこともできますよ。」ということがわかる意欲的な作品となっています。
また、第二に紹介のサムネイルにも記載されているように、オープンワールド風の構成になっており、屋外はシームレスとなっています(建物に入るときは、イベント式になっていますので、凄い大雑把に言うと、『TESV ス○イリム』に似た仕様です)。このような仕様ですと、大抵処理が重くなるオチがついてくるものですが、本作については、あまり処理が重くなることもなく、明らかに重くなっているのがわかるのは屋外でセーブするときのみでした。
長くなりましたが、同じ題材の良作は他にも存在はします。が、MV環境のゲームをプレイしてみたいという方におすすめとなるのが本作だと思います。なお、主人公は「イトリちゃん」ですが、ト○リよりは性に奔放になったロ○ナ(かエ○カ)という感じのキャラです。
『Lilitales-リリテイルズ-』の方のレビューでも書かせていただきましたが、本作は値段相応ないしはそれ以上といっても過言ではない、良質な3DダンジョンRPGで、「基本買い、でよいだろう」言える、類まれな作品でした。
一応注意点としては、どシリアス・ど真面目なダークファンタジーであること、戦闘面がやや詰将棋ぎみであることの2点が挙げられますが、少なくとも、同ジャンルにおいては凄まじい出来のよさを誇っていますので、同人ゲームファンの方ならば是非プレイしてみては、と思います。
前置きが長くなりましたが、本作は『Lilitales-リリテイルズ-』のHシーン(およびシナリオ)追加パッチとなります。主に追加されるのはエンディングの後であり、シナリオが一通り終わると、ガチの方向けの隠しダンジョンがアンロックされるのみに等しかった(元々Hシーンは本編にまとめようとした作品ですので)本編の幅を広げたかたちとなります。
難易度的には、隠しダンジョンを含めて本編を楽しまれた方(元々救済用アイテム等ありますので、微妙なところですが、少なくとも筆者はあまりやり込まずに蓋をしてしまっていたので、超難易度に感じました)向けとなりますが、かなりの数のシーンが追加となっていますので、比較的簡単にみられるものから、結構な難易度のものまで多種多様となっております(ルナ・クレス・アイリの所謂PTメンバーのものが多いです)。
所謂、有料追加パッチとなるので、尻込みしてしまう方も多いのではないかと思うのですが、CGや文章だけでも相当な労力を要しますでしょうし、本作を制作するにあたって、声優さんたちを再度召集したことを考えると、かなり良心的というか、破格の値段設定になっていると思います。
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