完全食的赏析一览

(特殊な)学園ADV。問題を抱えた少女たちと、これまた問題を抱えた主人公が織りなすシナリオのクオリティは高く、のちのシリーズ展開を知るという点以上に読む価値アリの作品です。抱えている問題の方向性こそ恋愛ADVにおいては普遍的なものですが、その脚色の仕方、これが本作を稀有な作品にしているなぁとの印象を受けました。

後のシリーズ展開からするとシナリオの規模感はこじんまりしています。しかし、作品単体で切り離して考えると、これくらいの規模感だから少女たちにフォーカスしたときに面白くなるのだと思います。急に大きな戦いとなったら彼女たちをこうも掘り下げることはできなかった。

日常パートが小気味いいのも魅力。共通だけでなく、個別に入ってもそのノリが維持されているのは素晴らしい。シリアスもはさみつつ終始楽しく読むことができました。

受付嬢と人妻が登場するBISHOP作品のOVA。特に受付嬢の香純はとんでもなくエロいです。性器周りがどういうわけか異様にチンポを煽ってくるような気がするし、堕ちる場面もしっかり描いており満足度が高い。

シナリオはある程度調教とか下準備が進んだところからスタートしているため、原作ゲームをやっているとシナリオの位置づけが理解できてより没入感も高まるかな?と思いました。

瀬戸口廉也作品と聞いて何を思い浮かべるかと言えば、やたらと長いセリフと地の文が画面いっぱいに表示されるさまとか、シリアスな内容とひとつまみの希望、みたいなところではないでしょうか。『ヒラヒラヒヒル』は、どちらも含んでおり、また実社会に横たわる問題に対する思考も展開されています。

本作において登場する「ヒヒル」と言うのはある病に冒された患者のことを指します。この疾患は現実には存在しません。しかし、「現実と妄想の区別がつかなくなる」「知能が低下したり忘れっぽくなる」「顔や体が変形したり崩れたりする」と言った症状を聞いてどうでしょうか、あなたの知っている実際の疾患に置き換えて理解することもできるのではないでしょうか。『ヒラヒラヒヒル』は架空の病をネタに使いつつも、その後ろには我々の社会に存在する病を扱っていると言えます。そして病の症状だけでなく、それに向き合う患者、親族、街の人々も描いており、これもまた現実にリンクしています。

長いテキストの上にこんな真面目くさった話を読まされるなんてさすがに退屈だろうと思われるかもしれませんが、いやそんなことはない。なんと言っても、長いテキストなのにスルスル読めてしまうことが瀬戸口廉也の作家性の一つですし、今回のテーマも別に難しい話と言うことはないほど身近なことです。当事者と直接かかわる人と言うと確かに数は少なくなるかもしれませんが、街中でみかけたことのない人はまずいないでしょう。そのくらいの関りでも読めるし、それくらいの関り方で読めるそう難しい話でもありません。テーマに沿った秀逸なシナリオが退屈を許さない、というのもあります。

ビジュアルについても文句なし。優れたCGはサンプルで一目瞭然です。またUIも大変見やすく現代的。瀬戸口テキストの読みやすさを底上げしています。

橘あ〇す、常識とか社会通念を強く意識していそうな彼女ほど催眠堕ちにふさわしいアイドルはいないでしょう。即堕ちとはいかないまでも殆ど負けているけど負け切っていないギリギリの、美味しいところが持続している点もいい。ロリというそれ自体はアブノーマルな性癖を、一般的な体位などで提供しているのもわかりやすさ、純粋さの点で好ましく思いました。

み〇あちゃんとの絡みも一定入っていることは付け加えておくべきでしょう。すでに堕ちていますが、み〇あちゃんは堕ちるまでより堕ちてからの方が楽しみがいがあるような気がしていたのでこの配置も自分のイメージにぴったりでした。

ダブルヒロインでかつおねショタ。なんて贅沢なんでしょうか。おねショタって竿役がひ弱でなんか足りないんだよなぁ、とレビュワーは内心思っていたのですがもうどうでもよくなってしまいました。これはやむをえません。

前回同様ソープっぽいマッサージからプレイがスタート。こういうのはややむず痒いというか、早く交わってほしいと思ってしまいがちなのですが、今回はさくっと終了。行為に入ってからも、終始おっぱいサンドイッチされ快楽に翻弄される勇くんとヒロインたちがエロかわいすぎて興奮が止まりませんでした。二人とも巨乳で見ごたえが抜群、陰毛もしっかり描かれていたのはさらに素晴らしい。
キャラ萌えも見逃せないところです。新キャラ秋羽の小悪魔的な性格は勿論かわいいのですが、今回は夏己がやや掘り下げられているのがグッド。今のところ明かされていないものの彼女たちはサキュバスか何かの類なんだろうなと思われますが、そこからイメージされる性に対する奔放さとは裏腹に、勇のことをにくからず思っていそうなのがもう可愛くて仕方がない。続きを買いたい作品です。

懐かしいキャラクターを凌辱できる、あの頃を取り戻すことができる作品。元気っ子にトラウマを植え付けることなんて中々できることではないのでオチでのエクスタシーはすさまじいものがありました。

竿役も背徳感をおしあげています。うまく言語化できないのですが、そこはかとなくキモい。顔はないのにキモく感じます。おそらくセリフ回しあたりが原因だと思うのですが、とにかく犯し難い美少女を気持ち悪いナニかが凌辱しているという感触があって、竿役に感情移入はしなかったもののやたらと興奮しました。

サイクロン氏の同人誌には多大な影響を受けたような気がします。そのサイクロン氏の今となっては比較的初期の作品が多数収録された総集編。ファ〇リーヒストリーを見るかの如く、自分のルーツを知りたいなという気持ち半分、な〇はのエロを読みたいという気持ち半分で購入しました。

良かった。あの特徴的なイき顔も、凌辱の方向性も、はじめて読んだころとあまり変わらない。それに、新鮮な気持ちで好きな作家の昔の作品に向き合える。なんたる幸せなことでしょう。な〇はエロを近年になっても描き続けるサイクロン氏のこだわりが感じられます。ファン必読の一冊です。

あらがえない快楽にロリっ娘があえぐ様が素晴らしすぎる。前作もそうだったが、アブノーマルな性的嗜好は人類には耐えられない快楽が眠っているのではないかと、果てなき探求心を奮い立たせてくれる名シリーズ。

触手、ふたなりによる串刺しなども外せないが、このシリーズでは脳イキがもっとも素晴らしいんだと推したい。
快楽は五感で拾い上げるものだが、感じる主体は脳である。であれば、脳に直接快楽を伝えればどうなるかは、想像上とはいえ説得力のある前向きな答えを出してくれるだろう。圧倒的な快楽による思考・尊厳の蹂躙。ほぼ間違いなく現実には味わうことができないことによって逞しくなる妄想。これらの相乗効果が脳イキの魅力であると思う。そして本シリーズは、脳イキの快楽をこれでもかと表現している。

あるぷ氏の描く体のラインはいつも最高ですが今回も例に漏れず。特にお尻から太ももにかけてのラインは今回特にすさまじいかも。裸なのに情報量の不足を感じさせない、ダイナミックな画面を演出しています。
また、あるぷさんの手癖も感じさせつつ原作に寄せた表情もリアリティを高めるために一役買っています。

『～の休日』シリーズにおいて本作は異例かもしれません。というのも筋立てが、二人で見た映画の役になりきるというもの。下世話に言ってしまえばイメージプレイなわけですが、物語からイメージしているのもあって、セリフが二人の情熱をあおります。もちろん読者も。起承転結の作りこみが性的な消費物以上のものを感じさせ、普通に読んでも面白いです。

たいていの漫画だと3巻あたりで一度大きなイベントを入れそうなものですが、100カノも例に漏れず、別れの危機が発生。そのオチで彼女が増えるのは作品コンセプト的には全然予想していたのですが、まさか彼女の母親に手を出すとは。しばらく読んでいませんがヤンジャンってこんなにかっとばす雑誌でしたっけ!?と思わせる振り切りっぷり。参りました。

ヒロインが増えたことによって画面とかいろいろ無理が出てくるんじゃないかなと思っていたのですが、そこは意外と大丈夫そうでした。ギャグの凄まじい勢いがすべてを解決しています。流石に紙幅の関係で全ヒロインにフィーチーするのは一筋縄ではいかなさそうですが、今後の話の展開でうまく調整できそう。続きも期待できる作品です。