黒いトリさんのレビュー一覧

初めて訪れたクラブで出会った女子大生と、自宅で初の性体験をする主人公のお話。

ヒロインは一見すると優しそうな雰囲気で、クラブ初体験となる主人公にも気遣った言葉を掛けてくれる印象の良いキャラクターとなっています。

作中ではそんなヒロインと二人っきりで主人公の自宅に訪れる事となりますが、会話の内容から終始ヒロインのペースで話が進むので、女性優位のストーリー展開が楽しめました。

一応《ギャルヒロイン》ですが、作内では女子大生の年上お姉さんといった印象だったので、主人公の童貞卒業を優しくリードしてくれるキャラクター性に魅力的を感じました。

ヒロインと早々に関係を持つ様になるまでの展開には、タイトルの《尻軽》要素を感じられる部分も多少ありましたが、ラストのゴム使用への言及からは『もしかしたら今後も関係性が続く可能性があるのかも?』と想像させてくれる余地があった所も良かったです。(他の女性との時についての発言だったかもしれませんが…)

本作は、教育実習生のヒロインと生徒である主人公の純愛作品。

お互いの立場が《教育実習生》と《生徒》という関係性である為、本編で恋愛関係に発展する内容には背徳感も感じられますが、基本的には純粋に引かれ合う二人の間柄を楽しめる内容だったので、個人的には純愛要素の方が強い作品だと思いました。

ヒロインのキャラクターが『年上らしい大人の女性』と『男性と肉体関係まで至った事がない初心な女性』という二面性がある所が魅力的で、作中にて《先生》から《彼女》へヒロインの気持ちが変化して行く様子が丁寧に描かれていたストーリー展開にも楽しめる要素が多くてとても良かったです。

作内にて、《先生と生徒の恋愛》《彼氏と彼女の恋愛》がしっかり楽しめる内容なので、どちらか片方でも興味がある人は十分楽しめてオススメ出来る作品です。

本作は、後日発売予定の本編から一部分をピックアップした体験版の様な作品ですが、収録時間は30分以上ものボリュームで聞き応えのある作品になっています。

お試し版ながらロリボイスに定評のある【みもりあいの】さんと【杏子御津】さんの二人に囁かれるパートも十分に聴け、特にタイトルにある『吐息』多めの喘ぎ(嘘喘ぎ?)台詞をしっかり聴けた所が良かったです。

全てのトラックの体験版が収録されている訳ではありませんが、本編冒頭と《えぴろーぐ!》部分等も聴けるので、本作だけでも作品全体の雰囲気を楽しめる良作でした。

主人公の部屋に上がり込んでは勝手にくつろぎ始める二人のJKがヒロインの作品。

本編は、主人公の自宅で無防備な姿を晒すヒロイン達に勃起してしまった主人公が、普段から部屋を利用していたお礼としてヒロインからの身体を使った奉仕をしてもらえる展開になっています。

ヒロインの性格は《明るいギャル》と《クールなギャル》という正反対の二人ですが、どちらも男性経験は豊富そうで、作品紹介の通り『恋愛感情抜き、後腐れ無し』といった気軽な感じで身体を貸してもらえるストーリー展開が特徴的で面白かったです。

とはいえ、作中では主人公と身体の相性が良い事が判明するので、ヒロイン達も気持ち良さに夢中になる等、恋愛感情とまではいかないまでもお互いに良好な関係性となる所に、『もしかしたらこれから恋愛関係に発展する余地があるのでは?』と思わせてくれる要素があって最後まで楽しめました。

本作のストーリーは前提として、『主人公が恋人から酷い扱いを受けている』という状態から始まり、そこを以前から主人公に好意を抱いていたクラスメイトの女の子(本作ヒロイン)に迫られ、身も心も堕とされて行くという展開のお話になっています。

恋人がいる主人公がヒロインに寝取られる《逆NTR》モノですが、そもそも恋人と関係が悪い主人公をヒロインが好意で奪おうとするお話となっているので、略奪愛的なヒロイン視点でも楽しむ事が出来ました。

作中でのプレイでは赤ちゃん扱いされるシーンもあり、甘やかされる場面も多く、ヒロインの優しさに段々と思考能力を奪われて行く様な展開が良かったです。

終盤では、主人公の彼女に対して『ヒロインと主人公の性行為を見せつける』という状況を作る等、ヒロインの行動に独占欲と復讐心的なモノを感じられた所も面白かったです。

イラストやタイトルからは背徳感の強いイメージがありましたが、ヒロインの一途さと甘々なプレイも堪能出来るので、意外と重た過ぎない内容で楽しめました。

ヒロインを演じた【夢ノゆωゆ】さんの演技は今作で初めて聴きましたが、とても上手に演じられていてので、今後の作品も楽しみにしています。

同サークルの系列の過去作で、以前に低価格作品として全10作を発売した『実姉』メインヒロインのシリーズと同一のコンセプトを持つ本作。

今回は『ダウナー』と『ギャル』という二種類の性格の姉をそれぞれ4作づつ収録し、合計8作のオムニバス形式で楽しめる作品となっています。

『実姉のヒロイン』という部分はそのままに、今回もシチュエーションやヒロインの個性的なキャラクター性を堪能出来る内容となっていて、ダウナー姉は『気楽に』ギャル姉は『ちょっと意地悪に』といった感じで、個性も性格も様々ながら『別にいいけど』の台詞でシリーズお馴染みに身体を貸してくれる様になる展開には安定感すら感じられました。

以前のシリーズでは単体の作品収録という特性上、『キャラやシチュエーションが好みじゃない』と感じてしまったら購入を躊躇ってしてしまう所もあったのですが、今回は複数の作品を聴く事が出来て『普段は聴かないシチュエーション』や、『これまであまり聴いて来なかった声優さんの演技』を楽しめてお得感が感じられる内容になっていました。(収録時間も3時間55分とボリュームがある所も◎でした)

作内の雰囲気は全体的にリアリティーが感じられる演技となっていて特に好きな部分なのですが、個人的にトラック9での『アヘアヘ』という台詞は少し嘘っぽく聴こえてしまい、そこはちょっとだけ残念に感じてしまいました。

といっても、トラック9でヒロインを演じる【藤村莉央】さんの演技自体はとても上手く、トラック10での本作のコンセプトの紹介を魅力的に読み上げる様子や、弟(主人公)を振り回す言動、余裕だった態度が段々と崩れて行く姿等、作中でも2番目に多い収録時間も含めて個性が際立つヒロインの様子が楽しめました。

同シリーズの姉ヒロインのコンセプトがとても好きだったので、今回続編が発売されてとても嬉しかったです。

今後もシリーズが続く事を期待しています。

クールでダウナーな行商人の女の子に催眠を掛けて、段々と日常生活を改変して行くお話。

作中ではトラック毎にヒロインの対応が変化していく為、『あれ?相手の男性キャラ違う人なの??』と最初に聴いた時は思ったりもしたのですが、トラック名でヒロインの認識を改変していただけだと理解してからは安心して聴く事が出来ました。

本編の終盤はヒロインの態度にも甘々な雰囲気を感じられる様になるので、イチャイチャした展開を楽しみたい人も満足出来る要素があります。

本作の《おまけ》では作中のキャラ設定等も補足されていて、世界観や登場人物についての掘り下げに『こだわり』を感じられる所も良かったです。(個人的にはトラック6についてのちょっとした補足が想像力を刺激されて◎でした)

フリートークとして収録されている【涼花みなせ】さんの演じられたキャラクターについてのお話も面白く、本編のダウナーヒロインとフリートークでの涼花みなせさんの可愛いらしい喋り方に良い意味でギャップを感じられて、おまけ部分にも満足する要素が多くて楽しめました。

会社の飲み会に参加した主人公が先輩の女性社員に気に掛けられて、自宅で二人っきりの二次会に誘われるお話。

冒頭から社員同士での飲みの席のシーンから始まり、ヒロインの先輩女性が上司からのセクハラをやんわりと拒んでいるシーン等がありますが、ヒロイン自身はプロジェクトに初参加した主人公にも気遣って労いの言葉を掛けて来る優しさを感じられる性格のヒロインとなっています。

作中にてヒロインが主人公に声を掛けるシーンでは、それまでの上司に対する会話のトーンと異なり、かなり優しい声のトーンに変化するので『後輩である主人公にだけ見せてくれる一面』という部分を強く感じさせられて、特別扱いを受けている様な気持ちにさせてくれる所が良かったです。

本編を聴き進めると、実はヒロインの方がかなり期待していたと感じられる要素や、会社では秘密の関係でお互い意識している様子等、恋愛的な展開も十分楽しめて満足出来る作品でした。

主人公を見下す生意気JKを催眠でわからせて行く話。

ヒロインはクラスカースト上位の存在で、付き合っている彼氏との用事を優先させる為に主人公へ雑用を押し付けて来る等の性格の悪さを感じさせるキャラクターとなっています。

冒頭から主人公への暴言がかなりキツイので、『最早イジメなのでは?』と言いたくなる程の口の悪さを作中では浴びせられ、ヒロインが主人公に催眠で復讐されてしまう展開には《因果応報》だと感じさせられる気分になります。

作内でのプレイは身体の自由を奪ったり感度を上げる類いの催眠となるので、意識をねじ曲げるといった内容とは為らず、序盤にて見下していた主人公に無理矢理身体を使われてしまうヒロインの屈辱的な様子には《わからせ》要素を強く感じさせられました。

個人的に作中で特に良かった所はヒロインの反応の変化で、生意気で拒絶的態度だったヒロインが途中から主人公に夢中でメロメロになって行く様子が良く、開始当初のキャラクター性とのギャップ差が感じられたのがとても楽しめました。

一応《寝取り》モノではありますが、思ったよりヒロインとしっかりイチャイチャとする雰囲気を感じられるので、背徳感と甘々な展開どちらも堪能出来て満足する作品でした。

自身の変化する能力を使いJKギャルとして学生生活を楽しんでいた妖狐ヒロインが、『18歳までに好意を持った(持たれた?)相手に処女を捧げないと人間に変化する能力を失う』という呪いを解くために、主人公をターゲットに一線を越えようとして来るお話。

冒頭では呪いの期日が迫っている状況で、ヒロインが身の上を一通り語って慌てているシーンが描かれているので、作中の設定に入りやすいストーリーになっていました。

主人公に対しては、ヒロイン視点で以前から匂いが気になっていた相手という理由で選ばれていて、作内でのヒロインの迫り方からは多少強引さが感じられます。

といっても、相手の気持ちを完全に無視してムリヤリ関係を迫るといった展開にはならず、ギャルらしい軽い調子で主人公に誘惑を仕掛けて来るといった印象のストーリーが楽しめました。

作中では途中からヒロインが本気で交際を望む流れとなるので、段々とお互い恋愛感情を抱いて行く展開に純愛要素も感じられて良かったです。