作品内容
■ストーリー
夫の圭一郎さんが体調を崩してしまった。
主治医の野山先生に診てもらったのだけれど、
ストレスからくる疲労だと言われ、しばらく安静が必要だという。
だけど、数週間経っても圭一郎さんの体調が良くなることはなかった。
圭一郎さんの療養が長引いてくると、恥ずかしい話、私は別のことで悩むことになってしまった。
それというのも『夜の営み』のことで……。
まさか体調不良の夫に頼む訳にもいかず、
ひとりで慰めようにも、夫と娘が家にいる状況でそんな機会が頻繁にあるわけでもない。
ましてや、こんな恥ずかしいことを余所様に相談できるはずもなく、私はひとり悶々とした日々を送っていた。
そのせいなのか、最近では野山先生が往診に来ると、なぜか胸がドキドキと高鳴ってしまう。
そうした後は、必ずと言っていいほど夜まで体が火照り、余計に体を昂ぶらせる結果となってしまうのだった。
これは私が欲求不満で、ただ単に男の人に昂奮してしまっているだけ?
それとも何かの病気の兆候なのかしら?そうでなければ、私はもしかして先生のことが……。
—————ピンポーン
あ……、先生が来たみたい。
■登場キャラクター
●東堂綾妃 (とうどう あやひ)
落ち着いた雰囲気を漂わせる女性。
東堂ホールディングス会長の娘という裕福な家庭の生まれで、
長女のため莫大な遺産を相続する権利を有している。
夫の圭一郎とはお見合いで知り合い、結婚してすぐに妊娠・出産するも、
そのメリハリのきいたグラマーな肉体はほぼ維持されたままである。
穏やかで人をあまり疑わず、他者からの申し入れを強く断れないなど押しに弱い性格をしており、
圭一郎との結婚を決めたのもこの性格が影響しているところがある。
東堂家の主治医である野山忠通とは子供の頃から交流があったが、
全寮制の女学園へ進学し、数年の間疎遠になった。
そのためか、野山に対しては幼い頃のイメージが強く、良い印象を持っている。
●東堂綺羅羅 (とうどう きらら)
圭一郎と綾妃の愛娘。
弓道部に入っており、腕前は地区優勝レベルとなかなかのものである。
文武両道の才女で学業も上位に食い込むほどの秀才ではあるが、料理や裁縫など家事の才能がほとんどない。
知的でクールな面を見せるも、一度親しくなった相手に対しては格別な信頼と親愛の情をよせる傾向にある。
想い人はいるが、家族にも言わずに心の中に秘めている。男性経験はまだなく処女である。
野山医師に嫌悪感を抱いており、露骨に嫌な態度をとることはないが、極力顔を合わせない様にしている。
●東堂圭一郎 (とうどう けいいちろう)
若干25歳で係長という立場まで昇りつめた功績を認められ、
婿養子として東堂家に迎え入れられた東堂HDのエリート社員。
現在は常務取締役の役職についており、次期社長としても期待されている。
素朴な顔つきとは裏腹に、仕事に対しては非常にクレバーで的確な判断を下せる才能を有している。
また、仕事とそれ以外の区別がはっきりしており、
プライベートでは部下に対しても非常にフランクな接し方をしており人望も厚い。
綾妃とは初対面の時から好意を抱いており、綾妃の人間性も相まって深く愛するようになったため、
この年齢になってもセックスレスになっておらず、仲も良い。
たまたま体調を崩したところを野山に付け入れられていく。
●野山忠通 (のやま ただみち)
東堂家のお抱え医師の家に生まれた次男。
兄が院長を勤める病院の内科医として働いている。
綾妃が小さい頃は「お兄ちゃん」と呼ばれ慕われていたが、時が経ちお互い大人となったため、
「先生」「お嬢様」と呼び合い、綾妃が結婚した今でもその呼び方が続いている。
若い頃は誠実で真面目で優秀な医師だったが、悪友との交流によって生活態度が変わっていき、
裏では非合法な仕事もこなすようになっていく。
多くの借金を抱えており、圭一郎の体調不良をきっかけに、東堂家の乗っ取り計画を実行に移す…。
作品情報/動作環境
- ファイル容量
- 442.29MB
- CPU
- PentiumIII 1GHz以上 / PentiumIV 1.4GHz以上
- メモリ
- 256MB / 512MB以上
- 必要解像度
- 800*600 フルカラー
- DirectX
- DirectX8.1a以上
- ソフ倫受理番号
- このタイトルはソフ倫審査済みです (受理番号0003121D)