魔法少女の大切なこと。

魔法少女の女の子達は、
戦っていても
特別な力があっても
実際のところ普通のか弱い女の子なのです。

だから、なにをしてあげるわけでなくとしても——
そばに、一緒にいてあげることだけでも勇気。

☆ストーリー
式部沙希は、ごくごく普通のどこにでもいる男子学生。
——誰もが振り返る美少女的な外見を除いては……
行方不明の母の手がかりを求め、学園島へと転校してきた沙希だったが訪れた学園島では、
満月の夜毎、空に浮かび上がる“さかさまのチャペル”によって生み出される＜影＞とさまざまな怪事件に悩まされていた!
当たり前のように事件に巻き込まれる沙希は、＜影＞と対峙したことで魔法少女へと覚醒する!
その能力にとまどう沙希だったが、沙希をイーリアス学園へと招いた母の旧友にして学園で教鞭を執っているリューシャより、
行方不明になっている自分の母親が実は魔法少女だったという事実を知らされ、母の代理として魔法少女を引き継ぐことに。
次々現れる敵＜影＞や仲間となる魔法少女達との関係、学園生活まで巻き込んでのパニック全開の『魔法少女』としての生活が幕を開ける!!

「僕、オトコのコなんですけどね☆ミ」

☆登場キャラクター
◇式部　沙希(しきぶ　さき)
行方不明の母親が実は魔法少女だったという事実をリューシャより知らされてから、
母の代理として魔法少女をすることになった男の娘。
魔法の才能はずば抜けて優れており、希代の魔法少女の中でもTOPクラスと目されている。
自分が可愛いことを知っていてそれを利用することもあるオチャメさん。
くったくのない性格のため許されるお徳キャラ。
頭の回転が速く、ヒロイン達の危機を機転をはたらかせ回避する。

◇クリスティーナ・カフカ
　愛称：クリス
素直になれない金髪ツンデレ魔法少女。
世間からは天才と評されているが真面目な努力家で、人知れず影でものすごく魔法の勉強をしている。
沙希のことは人間として信用しているが、男性と接する機会があまりなかった為か
＜沙希＝男の子＞と意識してしまうと、ドキドキぎくしゃくしてしまう。
プリンが大好物で、プリンがらみとなると性格が変わる。

◇近松　瑠璃(ちかまつ　るり)
得意魔法は幻惑系な魔法少女界の孔明。
基本的に頭がずば抜けて良く機知に富んでいるので、集団戦闘での戦術部門で才能を発揮する。
キャラは明るいオバカ系をよそおっていて表面上明るく誰とでも仲良くなれるが、
暗い過去を持っているらしく、自分の本心を開ききって人付き合いすることができない。
それを自分でも自覚しているので、キャラの割には友達が少ない(自分から深い付き合いをしないようにしている)。
沙希と触れていく過程の中で、くったくなく笑うこと泣くこと怒ることが大切であるかを知っていく。
ポシェットのカモノハシの名前はジョーくん。

◇リュドミーラ・トルストイ
　愛称：リューシャ
沙希の母親の旧友にして、ヒロインたちの教師。
結構いい加減なところもあるが面倒見が良い教師である。
年齢不詳。魔力を節約するため普段はちびっ娘の姿をしている。
能力を開放するきは、爆乳のサキュバス的存在になる。
身寄りがなくなった沙希を学園に呼び寄せた。
沙希の母親の失踪の謎を知っているはずなのだが、当面は＜影＞との戦いに
集中させようとする。本当は別の目的があるらしい……

◇パトリシア・キャロル
　愛称：パティ
イーリアス学園創設者の血筋で、現理事長の娘。理事長不在の際は代理を勤めている。
生活面では学生達に厳しく指導するなど、委員長気質な面もある。
他の魔法少女に比べ、自分にそれほど魔法の才能がないことに劣等感を感じている。
戦いに出ては足をひっぱり、事件を大きく、事故を増やしてしまうこともあり、本人の自覚に反してドジキャラである。

◇鶴屋　水望(つるや　みなみ)
沙希と同等の力をもっているらしい魔法少女。
普段はヒロイン達同様、イーリアス学園に通う学生である。
寡黙でクールな性格だが心優しい少女である。
魔法少女に変身すると性格が180度変わる。
影達と意思をある程度通わせることもできるようで世界に混乱を巻き起こすが、それには何か理由があるらしい……。
口数も少なく、友達もいないため、日常生活においても誤解を招くこともしばしば。
沙希に対し既視感をもっている。
ネコが大が好きで見つけると無条件で抱つこうとしてくる。