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■ストーリー
人々がその手に剣を握り、平和な明日を願い戦乱を駆け抜けた時代。
群雄割拠の一小国に２人の男が現れる。
つかの間の平和を享受していた国々は策謀渦巻く世界の波へと呑み込まれ、動乱の時代へと歴史は動いてゆく。
そして……救国の英雄は過去の経緯から再び国を守るため、もう一度剣を手に取る。
冷徹な将軍は全ての現況を己が思惑どうりにすべく権謀術数を巡らす。
ふたりの主人公の見る別々の未来、そして祖国建国の真の理由とは。
歴史は今、再び大きく動き出そうとしていた……。

■システム
本作は「ADVパート」と「バトルパート」の二部構成。
主にADVパートでゲームが進行するが、敵対する勢力などとの戦闘の際にカードバトルに切り替わる。
ストーリーの展開により、選んだ主人公、シナリオの展開やバトルの勝敗などによって結末が変化していく。
バトルに使用されるカードには「攻撃力」「必要気力」「統率力」「属性」の設定があり、
プレイヤーには、「HP」「気力値」というパラメーターがそれぞれ設定されている。
これらパラメータの状態により、使用できるカードの種類や、戦闘でもダメージ等が決定していく。
戦闘はターン性で選択したカードの攻撃力が相手を上回った場合のみ攻撃可能。
手札を多数使用すれば、そのターンの戦闘は有利になるが、
各ターンで補充されるカードは一枚きりなので、出し過ぎは危機を招くことも。
慎重な戦略で、相手のヒットポイントを確実に削れ！

■登場キャラクター
【エルナ】（CV:如月美琴）
主人公・シグルドの妻。
争乱に巻き込まれ命を落としそうになるもシグルドに救われる。
自分のせいでシグルドに怪我をさせたことを負い目に感じ、
療養、身の回りの世話などをかってでる。
出会いが劇的であり、その後の彼にも触れ惹かれはじめ、その後結婚することとなる。

【ラシル】（CV:高木ぷう）
シグルド退役時に彼の推挙もあり、後任として１軍を指揮する将軍となる。
剣技もさることながらその性格からか人をまとめる統率力に長ける。
当時からシグルドに好意を寄せていたが、
その後シグルドは退役、結婚となり想いをうちあけることは出来なかった。

【イリア】（CV:彩世ゆう）
士官校をトップ成績で卒業し軍部入りしたエリート。
戦略、統率、指揮など、どれを執ってもズバ抜けているが本番に弱い。
訓練では歴戦の勇士たちと同等に亘りあいもするが実践での経緯はいまひとつ

【ナナイ】（CV:桜坂かい）
お花屋さんでアルバイトをしている街娘。
貧乏というわけでもないが裕福というわけでもない。
いわゆる一般的な中流階層の娘。
明るく元気も良いので店の看板娘的な存在になっている。

【リスティル】（CV:柚木かなめ）
王と後妻の娘。
１人娘で甘やかされて育てられたために我が儘。
幼いころ同年代の遊び相手にと、メサルティと出会う。
現在は王女とメイドの間柄になっているが、
２人だけの時は幼いころの様に仲の良い友達のような関係。
自由に動き回れる身分ではないため、お城の外の世界に興味津々。

【シグルド】
本編の主人公。
救国の英雄。数年前の争乱を制し平和をもたらす。
その功績を讃えられ国民からも慕われたが、
国の復興にめどが付くと政治的駆け引きに巻き込まれることを嫌い、軍務を後進に任せ退役する。
現在はそのまま町外れの静かな土地で妻と２人で穏やかに日々を過ごしている。

【フロスティ】（CV:桜坂かい）
国力を有用に利用できない現在の国政に不満。
アルベリヒの能力を買い、また、
己の能力を十分に発揮させてくれる主のもとで働けるためアルベリヒに仕える。
普段のツンとした表情からは読み取れないが古き良きものを大切にする心をもつ。

【フィリッグ】（CV:姫宮まりな）
前后が逝去しその後妻となる。
当時の彼女は望んで後妻になったわけではなく、
家の決定は絶対でありまた、彼女はそれに否を唱えられる身になかった。
王との間に娘が出来てからは過去の憂いも消え幸せな日々をおくっている。

【メサルティ】（CV:三重野亜未）
王宮の給仕。
幼いころ王女の遊び相手にと連れてこられた。
実は良いとこのお嬢さん、しかし本人はこのことを知らない。

【リト】（CV:柚木かなめ）
異国の地の出身者。
過去、アルベリヒの命を狙うも失敗する。
任務の失敗は死を意味するがアルベリヒの出した条件を機に彼に仕える。
また、その時の依頼主を反対に暗殺したのも彼女。
暗殺謀略から情報収集まで諸々をこなす。

【アルベリヒ】
本編のもうひとりの主人公。
シグルドの退役後台頭してきた将軍。
外交手腕に優れ他国との調整などに大いに腕を揮う。
早過ぎる出世のため眼の仇にされ旧臣たちと衝突もあったが、
現在はその臣たちもこの世を去り大きな衝突はない。