うにっち～Weenie Witches～

■□■ストーリー■□■
森深い山の中にそびえる、一軒の古びた屋敷。
こここそが、錬金術のメッカとも呼べるフォクリム魔法学院。
この学院は魔法に関わる者全ての目標とも言える「賢者の石」の研究が盛んに行われていて、
大陸の知恵を結集させたと言えるほどに優秀な魔術師や、その卵たちが集い学んでいた。
その「賢者の石」の作成にもっとも近いと考えられているのが、学院創始者
“トリフェ＝フォクリム”の曾孫にして現在の院長でもある“リファード＝フォクリム”であった。
のどかな日光が学院を包みこむ、ある春の日のこと。
その、リファード＝フォクリム学長が院内の自室で眠るように死んでいるのが発見された。
学院長の死をきっかけに、研究をあきらめ慌ただしく去っていく教授や生徒たち。
最後に学院に残ったのは、院長の妻であった“ジェシカ＝フォクリム”。
それに、三人の「落ちこぼれ」だけであった——。

■□■登場キャラクター■□■
●アイリディナス＝ベルローザ （CV：白井綾乃）
通称イリナ。
金色の髪を低めのポニーテイルにまとめている、自他共に認める天才少女。
自分にプライドを持っており、女王様のように振る舞うこともしばしば。
一方、自分以外の人間にも自分と同等の能力を求める悪い癖があり、
しかも口が悪いため、まわりとの衝突も多々見かけられる。
今までは妥協も挫折も知らなかった彼女だが……。

「なれなれしく呼ばないで。私の名前はアイリディナス、判る？」

●サヴェリン＝フォリス （CV：彩世ゆう）
通称ヴェル。
髪は栗色、軽くクセッ毛。
こうと決めたら石にかじりついてもやりぬく、とことんまで頑張る頑張る努力の娘。
成績は優秀なのだが、無理がたたって倒れてしまうことも……。
欠点は、他の人の意見に耳を貸さず、自分が思いこんだことに固執してしまいがちなところ。

「ちょっと待ってください！　それは間違ってます！」

●コーカサス＝アマード （CV：松本あゆな）
通称サティ。
水色の流れるようなロングヘアを持つ、タレ目メガネの巨乳っ子。
生来、頭は悪くないはずなのだけれど、とことんまで鈍い。
何があってもあくまでもマイペースを貫くぽややんで、院内にいても、
研究室で勉強している時間より、寝ていたり食事していたりする時間のほうが長いとか。
案外鋭いところもあったりなかったり。

「……んーっとぉ……でもぉ……きっとぉ、こぉだと思うんですぅ」

●ダニエラ＝ホークアイ （CV：北都南）
通称アニー。
マイスターの弟子。三人に異常なまでの敵愾心を燃やしている。
実際、かなりの　素養を持っているし、真っ当に修行してれば三人に負けるはずもないのだが。

「あら？ダメダメ三人娘勢ぞろいですの？」

●ジェシカ＝フォクリム （CV：彩世ゆう）
通称ジェシー。
故・リファード＝フォクリム院長の内縁の妻。
エディの叔母に当たる。妖艶な雰囲気を漂わせる女性。
さっぱりとした性格で、夫の死もあっさり受け止め、学院の先のことを一番に考えている人。
フォクリム魔法学院の家事を一手に引き受けている。