なつぽち

■□■ストーリー■□■
退魔師という類い希な血筋を受け継ぐ主人公・相楽仁。
しかし彼が目指したのは立派な『先生』になることだった。
退魔師の家系ということをものともせず、自身の揺るぎない希望と、
家を顧みない父親への反発心から、単身上京したのだった。
念願叶って、ようやく教師にはなれたものの、
赴任先はなんと自分の母校とのお達しが。

父親と顔を合わせたくはなかったが、たださえ教師の枠は限られている。
せっかくのチャンスを逃す訳にはいかないと、覚悟を決めて数年ぶりに故郷へ戻ることにした。
数年ぶりに再会する面々。学生の頃付き合っていた千歳、すっかり大きくなった妹の美咲。
そして、上京してから家業を継げと躍起になっていた父親の秀真。
秀真と同居したくはなかったが、美咲・千歳の説得の末、仁の教師生活は生まれ育った自宅からスタートする。

教師としての人生を歩み出して数日後。
突然発生した地震の後、通りがかった神社の側で傷ついた子狐を見つける。
この子狐との出会いから、仁の生活は思いがけない方向へと動き出すのであった……。

■□■登場キャラクター■□■
●霧絵（CV：金田まひる）――土地神を名乗る子狐の少女
「ワシはこれからも人間たちと…仁とともにありたい」
鏑木の社に祀られている土地神。
神格化する前は狐が化生した妖狐だった。
現在、神通力のほとんどを失ってしまった為、少女の様な容姿で存在している。
プライドが高くわがままで、何処か人を見下すようなところがあり、
何かと虚勢を張ろうとするが、実は結構な寂しがり屋。
仁とは彼が幼い頃、鏑木の社を訪れたことがあり、その頃から仁の事は見知っていた。

●綺沙羅（CV：風華）――真摯に仁に尽くす妖狼
「皆さん家族のように接してくださって…本当に、嬉しかった」
狼が化生した妖狼。
霧絵が神になる前、妖狐の姿をしていた時代に彼女を姉のように慕っていた。
過去に退魔師によって封印されていた事があり、人間を敵対視している。
和服が似合う凜とした美女でスタイル抜群。
また、気だても良くて器量良し。
本来、穏やかな性格だが敵と認識した相手には容赦しない。
しかし、元が狼の為、主と決めた相手には忠誠を誓う。

●相楽美咲（CV：松永雪希）――兄妹の関係を壊してでも想いを伝えようとする義妹
「あたしはね…にーちゃんのことが大好きだよ」
仁の義理の妹。
母親を早くに亡くしている相楽家で、家事全般を一手に引き受け、
家庭を切り盛りする小さいお母さん的存在。
優しく思いやりがあり、クラス・ご近所問わずに人気があるが、体型が悩みの種。
幼い頃から父・秀真は仕事柄家を空けがちだったので、
代わりに面倒を見てくれた仁にはかなり懐いている。

●鏑木千歳（CV：涼森ちさと）――災厄を鎮める巫女
「仁ちゃんの前では、普通の女の子でいたかった」
地元の神社、鏑木の社の一人娘。
巫女でもあるが、現在は仁と同じく母校で教職に就いている。
さばさばとしていて、頭も良く、抜群のスタイルの持ち主。
しかし、ジャンクフードやスナック菓子を好む傾向がある。
一つ年下の仁とは学生時代、互いに好意を持っていたが、
正式な恋人同士という訳ではなかった。
今は仲違いする事もなく良好な関係を築いている。

●相楽仁
「大切な人を守るために、強くなる」
主人公。
退魔師の血筋を引く新米の教師。
父・秀真の家族を顧みない姿を見てきたせいか、
退魔師という職業には目もくれず、念願の教師になれた事を素直に喜んでいる。
学生時代の恩師の影響で始めた剣術はかなりの腕前。
性格は直情的で、面倒見が良く、責任感も強い。